『ピアソーラーと偉大なる建築家』レビュー

9/30に北米でリリースされた『Pier Solar and the Great Architects(ピアソーラーと偉大なる建築家)』のレビュー。

良いところ

・古き良き王道の冒険物JRPG。旅での出会いや別れ、レベル上げ、隠し通路、負けイベントなど古典的なJRPG要素が盛りだくさん。
・普通に日本のメーカーがメガドライブでリリースしていそうな親しみやすいグラフィックとストーリー。
・そこそこ歯応えがあり、ゲームバランスは良い。
・戦闘のギャザーシステムはボス戦などで戦略性があって良い。
・簡単に直前の村やダンジョン入口に戻れるシステム。
・HD化されているだけあり背景やフィールドが美しい。レトロなグラフィックが好きな人のために16-Bitモードも用意されている。
・ロードで待たされることは、まったくない。
・Vitaでのリモートプレイが遊びやすい。

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悪いところ

・回復のテンポが悪い。フィールドでの回復魔法もアニメーションが入るため戦闘後の回復が煩わしい。敵に先制攻撃される事が多く、それで大打撃を受ける事も多いので回復の面倒くささがけっこうなストレスになります。
・戦闘のモーションがカットできない。 戦闘モーションがそれほど長いわけでは無いのですが、同じ敵と繰り返し戦闘する事になるので、カットできれば良かったと思う。

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その他
 
・キャラ育成がレベル上げと装備変更のみ。シンプルでわかりやすい反面、単調でもある。
・マップがややわかりにくいが、これは意図的なものかと思う。通路を探すのもゲーム性。
・アイテム一覧が名前ではなくアイコンなので、パッと見ではわかりにくい。

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古き良きJRPGを意識して余計な手を加えずに作られた作品という感じ。良くも悪くも普通のJRPGですが、こういった普通の長編JRPGが据置機で遊べる事がほとんど無いので貴重な存在。

難易度は一般的なJRPGより高めかと思う。謎解きも「誰でも簡単に」とはいかない部分が複数ある。とはいえネットで繋がっている現代では、インターネットで調べれば誰でもわかるとは思います。

今のゲームは親切簡単なゲームが多いですが、このゲームは90年代の不親切さや難しさをあえて再現しているのかもしれない。

回復のテンポの悪さと敵の先制攻撃の多さが、かなり残念。やや不条理なほど先制攻撃を受ける印象で、敵の先制攻撃から大打撃を受け、その回復の面倒くささが大きなストレスになる。特に5人パーティーになってから。このゲームのストレスの大半は敵の先制攻撃と回復の仕様かと思う。戦闘や回復がサクサクであれば超良作だったのに残念なところです。

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$14.99という価格から考えると満足のいくレベル。
JRPGの懐かしいプレイ感を味わっています。
もう少しテンポや遊びやすさを考えて欲しかったところ。