『夏色ハイスクル』感想

『夏色ハイスクル★青春白書 ~転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。~』の感想。

新規IPならではの粗さ
新規IPで、しかもオープンワールド学園恋愛アドベンチャーゲームという挑戦的なジャンルなのでゲームとしては粗い。釣りで簡単に儲かって他の金策の存在に意味を感じなかったり、20円のペロリチョコを与え続けるだけで、恋愛アドベンチャーゲームにおいて重要なパラメータである好感度がグイグイ上がる仕様など疑問。移動の不便さ、アトラクションの少なさ、会話キーワードシステムの持て余し感、クエストの出来の悪さ、バグなどなどいたるところが粗い。

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会話には「割り込み」というシステムもあるのですが、主人公がどんな感じで割り込むかはやってみるまでわからないという運任せなシステムでもある。口論が始まりそうな展開だから止めた方がいいのかと思って割り込むと口論を煽ったりする。

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でも、新規IP+挑戦的なゲームに触れたくて買ったので、個人的にはこの粗さは面白いところでもあった。フツーに出来の良い恋愛アドベンチャーゲームなら買う意味は無かった。

スカスカ感
オープンワールドのゲームとしてマップは広くはないですが、ゴーストタウンのように人気が感じられなかったり、スカスカ感があります。

アトラクションも少なく、歩いても何もない印象を常に受けてしまうのはクエスト・イベント発生がマップに表示されないというところが大きい。探索してクエスト・イベントを見つけてもらうゲーム性にしたのだとは思いますが、メインキャラ以外のクエスト・イベントは多くないので、クエスト・イベントを探すために毎日同じ場所を無駄に走り回っている作業が退屈でつまらない。

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グラフィックはPS3レベル
グラフィックは物足りないところで、PS3のゲームとして見てもイマイチかなという感じです。

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移動中のロードが無いのは素晴らしい
マップが広くないとはいえ、建物の出入り等でロードが無いのは嬉しいところ。ロード時間自体が1日の始まりの読み込み程度ですので、ロードに関する不満はありません。

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新規IPのオープンワールド学園恋愛アドベンチャーゲームというジャンルに触れるという面白さが7割。粗いところが多いですが刺激的でもあります。粗くて不親切なところもあるので、楽しませてもらうゲームじゃなくて、自分から楽しみにいけないとダメですね。攻略志向になったり受け身になると楽しみにくいゲームですが、馬鹿ゲーとして自分でいじくってみる中で面白さが見出せるところはある。ある意味、上級者向けですね。Twitterを見ると、なかなか面白い楽しみ方をしている方がチラホラいます。採点すると減点要素が多くて60点くらいになってしまうかもしれないが、FPSやRPGの60点とは違って、簡単にポイしてしまわずにいじくってしまう魅力はある。