「俺がバットマンだ!」バットマン:アーカム・ナイト 最初の感想

「俺がバットマンだ!」「没頭マン」などのフレーズが印象的な山田孝之さんのCMでもお馴染みの『バットマン:アーカム・ナイト』が昨日リリースされました。

感想を書いていたら長くなったので、先にまとめを書いておきます。

・グラフィックと演出は最高峰。
・覚える事が多くて馴染むまで時間がかかる。馴染むと「俺がバットマンだ!」になる。
・ゲーマー向きの歯応えある絶妙な難易度。反面、アクションが苦手だと厳しいかも。
・ローカライズは良い。
・バットモービル推しは評価が分かれる。 

オープンワールドでここまで出来るのかというグラフィックは最高峰
『バットマン:アーカム・ナイト』は初期の段階で旧世代切りを発表していてPC/PS4/XboxOneマルチでクオリティにこだわって開発されてきました。途中途中で発表されたトレーラーのクオリティも高く、かなりの期待感を煽った。

そして昨日実機で確認してみると本当に素晴らしかった。多くのゲームでPV詐欺みたいな事が行われている現在で、ここまで過剰な期待に応えてくれるゲームは珍しい。しかもオープンワールドを自由に動き回れるタイプのゲームでここまで出来るとは。PS4でオープンワールドのゲームも多くリリースされていますが、それらが旧世代に見えるほど。

ずっと雨を降らしているのは上手いごまかし(?)だと思った。例えばウォッチドッグスも雨の時は晴れの日の時よりグッと美しく見える。細かい粗が消えるエフェクトになる感じですね。水溜りとかマントついた水滴なんかも美しく見える要素。ベースも十分PS4最高峰のクオリティだと思いますが、雨効果によって1.2~1.5倍くらい美しく見える感じ。

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最初は覚える事が多い
まずバットマンに様々な技や能力があり、それを覚える必要がありますし、バットモービルも多機能ですので操作を覚える必要があります。基本を覚えたらまた新しい技が追加されたりもする。チュートリアルで教えてくれる設計になっていますが、序盤はチュートリアルが多い。直感的にスッと入ってすぐ楽しめるゲームってわけじゃない。

私も最初はグラフィックと演出の凄さには圧倒されて感動したレベルでしたが、ゲームとしては没頭マンになるほどではなかった。チュートリアルで覚えた技を使おうかと思ったら次のチュートリアルという感じ。ある程度のゲームをプレイしていたら序盤にチュートリアル連発という経験も少なくないでしょうから、それを理解して乗り切れる。しかし、普段あまりゲームをやらない人がCMのインパクトや映画・コミックのバットマンが好きという理由でプレイしてみると、覚える事が多くて大変かと思う。

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操作方法はチュートリアルで覚えられるが、ゲームに馴染むのはまた別の問題。入ってくる情報は多いし、UI(ユーザインターフェース)も特徴的ですし、ミッションの仕組み等に慣れるのも少し時間がかかるでしょう。わからなくてイライラする事もあるでしょう。

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チュートリアルを挟む関係で、どうしても「やらされている」という感覚がある中「ひょっとしてあまり面白くないんじゃ……」という思いもありながら3時間ほどプレイして操作とゲームの空気に馴染んでいった。そして薬品工場みたいなところで、あるのはエリアと敵の配置、そこでの攻略方法は自由みたいな感じになって急に面白くなった。高い足場で敵の動きを把握し、格子に入って地面からサイレント・テイクダウン。頑張って覚えた技を自分で考えて使いこなせると「俺がバットマンだ!」という気分になります。

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チャレンジ系ミッションの難易度が絶妙な歯応え
チャレンジ系ミッションの難易度が絶妙な歯応え。50コンボが目標のチャレンジミッションなら何回もやりなおして55コンボでクリアでしたし、目標タイムが1分のレースなら何回かチャレンジして59秒86でクリアとか。絶妙な歯応えに設定されています。

絶妙な歯応えゆえに、人によってはマイナス要素にもなり得る。難しくて何回もやり直す事がストレスになるという具合。

ここは評価が分かれるポイントになる。このチャレンジを★3クリアする事によって強化ポイントが貰えるのですが、あまりゲームが得意でないプレイヤーにとっては壁が高く、強化ポイントを得られない事になる。

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チャレンジ系ミッションの他に「最重要指名手配者」というメインミッションも含むミッションカテゴリーがあるのですが、こちらも少し難しいミッションがある。ヌルゲーでは無いので、アクションゲームが苦手ならオススメはしない。歯応えがあるから乗り越えた時の達成感が格別ではあるのですが。

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ローカライズは良い
吹替えは良いです。バットモービルを多用したり、アクションも緊張感があるので字幕を読んでいる余裕はあまりない。ですので日本語音声は大変ありがたい。英語音声映画の雰囲気という意味では良くない。地上波の洋画劇場のノリではある。言語選択式のゲームも多いので、選べない仕様だと満足度は少し下がる。

決定ボタンも日本仕様のです。ただ、ゲーム内のアクションで×で調べてで戻るという場面も少しあります。

日本語字幕もオンに出来ますが、文字は少し小さめか。

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バットモービル
海外レビューで評価を下げた原因にもなっているバットモービル。本当にバットモービルがメインなくらいにミッションで多用されています。レース、撃ち合い、リモートコントロールでの奇襲、パズル、オブジェクトの除去などなど。

個人的には操作していて楽しいし、レースもロボットみたいな撃ち合いも好きなのでマイナスではありません。しかしやはり、オープンワールドそしてバットマンのゲームでこの要素が求められているかは疑問。他のオープンワールドゲームやTPS・FPSでも車両関係がイマイチって言われる事は珍しくない。極端なバットモービル推しは良くなかったと思う。バットモービル自体はとてもカッコいい!

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ボリュームはたっぷりありそうなので、まだまだ超序盤かと思います。序盤は不安だったけど、ゲームに馴染んで一気に面白くなったので最後まで楽しめそう。

バットマン:アーカム・ナイト
ワーナー・エンターテインメント・ジャパン
2015-07-16