Dishonored HDをクリア

FLASH SALE -BLACK FRIDAY-で2,239円だった『Dishonored HD』をクリアしました。

油彩画風のグラフィック
このゲームは油彩画風の独特のグラフィック。

フォトリアルのように精細なテクスチャというわけではなく、絵具のボヤけた感じを出しているのでフルHDにリマスターしてもテクスチャの違いは感じにくいと思う。逆に言うとHDリマスターにありがちな良い部分と悪い部分の差が目立つ事もなく、グラフィックのバランスは失われていない。アウトラインは1080pなのでシャープになっているはず。

PS3からの変化を期待すると、あまり変化は感じられないかもしれませんが、独特のタッチなのでリマスターにありがちな不規則なバランスや違和感を覚えにくい。これは同じくセールされていた『ボーダーランズ ダブルデラックス コレクション』も同じ。フォトリアルだと良さも出るが悪さも出る。絵画系だと良さも出にくいが悪さも出にくいという印象。

グラフィックで悪い部分は植物ですね。植物は学芸会の作り物という感じがします。でも全体的に見るとグラフィックは好印象。

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トロフィーや報酬に縛られない4段階の難易度
難易度はイージー、ノーマル、ハード、ベリーハードの4段階。

難易度による違いは、
・敵の知覚能力とダメージ、反応性。
・ヘルスとマナポーションの回復量。
・イージーではコルヴォのヘルスに自動回復能力が追加。

トロフィーに難易度制限は無いので気兼ねなく好きな難易度で遊べる。報酬の違いもなし。これは地味に親切だと思います。難易度選択のできるゲームは多いですが、低難易度だとトロフィーや良いアイテムが獲得できなかったり、XPの入手が少なくなったりするゲームも少なくない。そういう事を考えてしまうと本当に遊びたい難易度で遊べない場合もあるでしょう。

フレームレートは30fps
フレームレートは30fpsで固定。PS3でもほぼ30fpsで安定していたので、PS4でリリースするなら60fpsを実現してほしかったので残念ではある。一人称視点で視野は少し狭く感じるので視点移動時のフレームレートは気になる。



HITMANみたいな自由度の高さ
このゲームは標的を暗殺・無力化して船まで戻るというミッションが基本。HITMANシリーズと似ていて、暗殺・無力化の自由度は高い。マップもそこそこの広さでルート選びもプレイヤー次第。私は初回クリアに10時間以上はかかっていると思いますが、このゲームの最速クリアタイムは30分台と知って驚き。それだけゲーム的な制限が無いとも言えます。順を追ってイベントを発生させる必要もなく、最短距離で標的に向かって暗殺して船まで戻るという事ができてしまう。

「暗殺」と「無力化」と分けていますが、殺すだけではなく生かして無力化するという判断もできる。これの描き方も面白くて、生きてはいるけど、その後は悲惨なんじゃないかなと思うような結末もある。

1周でも面白いですが、何周もする事でいろんなパターンが見られて、このゲームの深みがわかるのかなぁとも思います。

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RPG的な選択
拠点から船で目的地に向かって、目標を達成したら船で拠点まで帰ってくるというミッション形式のゲームですが、RPG的な選択もあります。自分がとった行動によって物語が少し変化する。こういう要素はとても良いです。1本道の展開だと、ただ物語を再生しているだけですが、たったのニ択であっても自分の選択によって起こった結末には感情移入しやすい。物語の没入感が全然違いますね。

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クラシックなスニーキング
ステルス系のゲームですとPS4ではMGSV:TPPやアサシンクリードがありますが、それらとはプレイ感が違います。

まずミニマップがありません。MGSV:TPPやアサシンクリードは親切なミニマップがあって、それにより敵の位置を把握できますが、ディスオナードは目視のみ。目視に関しても一人称視点ですので、三人称視点ほど周囲が見えない。三人称視点だと物陰に隠れていても周囲が見渡せますが、一人称視点では無理。この差は大きいです。マーキングもできませんので、常に目視とイメージで敵の位置を把握する必要がある。

最近のステルス系のゲームが便利な機能を持たせ過ぎている事もあり、『Dishonored HD』は少しクラシックにも感じるほど。便利さに慣れすぎていると目視重視の『Dishonored HD』では苦戦するかもしれません。

不具合は無かった
PS3版は不具合も話題になりましたが、さすがにPS4版では修正済みですのでクリアまで不具合はありませんでした。DLCも3つ全て入っているので、完成版・完全版として安心して遊べる状態かと思う。

ローカライズは決定ボタンが欧米仕様の×
音声は日本語吹替のみで、字幕のON/OFFは設定可能。OPTIONSでの言語設定は不可ですが、本体のシステム言語をEnglishにすると英語音声/英語字幕になる。

CERO限界のグロさあり
「これでCEROを通るんだ……」というレベルのグロさがある。当たり前のように人体欠損がありますが、CEROで必須と思われる切断面の塗りつぶしがこれでOKなのかというギリギリライン。切断面の骨が見えちゃってるし、塗りつぶしも単色ではない。おまけに切断された首や足を持つ事が可能で、それを投げる事もできてしまう。

ローカライズでの表現規制によって叩かれるゲームがありますが、これは逆に褒められても良いレベルのグロさ。よくこのまま日本で出せたなと思います。CEROに提出する20分の動画に、この部分をちゃんと収録したのか疑問に思うほど。

『Dishonored 2』にも期待
2016年春頃のリリースが予定されている『Dishonored 2』が楽しみです。



「1」自体が超高評価なので「2」のために「1」をやるというわけでもないですが、こういう90点前後の高評価ゲームは多くないですので、シリーズと付き合っておきたい良作。

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あまり馴染みがないであろう一人称のステルスゲームですし、ブリンク(瞬間移動)やポゼッション(動物に乗り移り)などの特殊能力もありますので、ゲームに慣れるまでは少し大変かもしれない。MGSV:TPPやアサシンクリードのイメージがあると、ちょっと違う部分もある。人を選ぶというよりは慣れ・不慣れの問題かと思うので、低難易度でもデメリットがありませんので、イージーモードからでも慣れていけば良いと思います。

Dishonored HD
ベセスダ・ソフトワークス
2015-08-27