派手な爽快感系シューティングとアニメドラマの『アスタブリード』

PlayStation.Blogで発表された「PlayStation® ♥ Indies」2015 年間人気ランキング TOP20の第9位にランクインしていた『アスタブリード』をプレイしてみました。

派手な爽快感系シューティング
ジャンルはシューティングゲームという事になると思いますが、一般的なシューティングゲームとはプレイ感が違いました。横スクロールかと思ったら縦スクロールになったり、はたまた奥行きのある3D風になったりします。攻撃もショットだけでなくブレードという剣攻撃もあって、剣劇アクションっぽさもある。

R2 ショット
R1 ブレード
L2 EXアタック
L1 ダッシュ
R3 全方位ロック

最初から最後まで派手で、無双系の爽快感あるシューティングゲーム。ノーマルモードで始めましたが、ボス戦以外は死ぬことなくクリアできました。緊張感をもって弾を避けるというよりは、派手な攻撃でブッ壊していくゲームという印象。気持ち良くプレイできました。

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後半のボスは強かった。ボスまでの道中で死ぬことはありませんでしたが、後半のボス2体では何度も何度も死んで、ようやく攻略できました。ボスだけが異常に強いという印象を残した1周目となりました。死にながら活路を見出して攻略できた時の喜びは大きかったです。

でも、このバランスは少し「?」なところでもある。

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グラフィックはキレイで演出も中々カッコいい。小規模開発のタイトルだと思いますが、安っぽさは無くて、PS4のゲームとして不満はないビジュアル。むしろ大手の国産ゲームが見習ったほうがいいようなところもあると思う。

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弾幕だらけだけど弾幕系シューティングゲームではない
画面上が弾だらけになって、いわゆる弾幕状態になる事が多々ありますが、一般的に言う弾幕系シューティングゲームというジャンルとしては少し違うかと思います。

自機はシールドに覆われており、ノーマルモードだとかなり頑丈。シールドは一定時間で回復もする。弾幕の隙間を縫って動く技術は、ほとんど必要とせず、多少の被弾は気にせず感覚的に動き回っていれば大丈夫でした。ブレードで打ち消せる弾もあります。弾幕の隙間を縫うシューティングゲームが好きな人が、そういう物を期待して買ったら肩透かしになるかと思います。

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派手さがある反面、画面が見難いところもある。横スク、縦スク、3Dと変化するのも格好良いですが、初回プレイ時はわかりにくさも感じた。派手な演出が魅力ですが、演出過剰でわかりにくさも生んでいる。

まとめ方が上手なアニメドラマ
全6ステージで、死にまくっても1時間程度でクリアできましたが、ストーリーは良かったです。このボリュームの中で上手にまとめられている。

「起承転結」ではなく、「転」からスタートするようなストーリーで、状況はわからないながら引き込まれるオープニング。オープニングを見ただけで「これ良さそうだな」と思えた。実際にシンプルながら要点を押さえたストーリーを最後まで堪能できました。たった1時間の出来事とは思えなかったほど印象的で良質な短編。

ゲームをプレイしながら音声と画面下テキストでストーリーが進行してくれるのが有難い。ステージクリア後のちょっとした紙芝居的演出もありますが、大半はゲームをプレイしながら語られるストーリー。爽快感のあるシューティングゲームで、ステージクリアする度に長いドラマを見せられたら邪魔に思えるかもしれなかった。これはあくまでシューティングゲームで、そこに上手くストーリーを乗っけている。

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シューティング、ストーリー両面で面白かったです。大きな難点は1周のボリュームですかね。シューティングゲームなので難易度ハードに挑戦したり、ハイスコアに挑戦したり、繰り返し遊べるゲームだとは思いますが。派手さや豪快さが魅力ですが、弾幕の隙間を繊細な動きで縫っていくようなシューティングゲームが好きなら合わないかもしれないと思う。

同人ゲームサークル「えーでるわいす」の開発とのこと。私は同人ゲームはほとんどプレイした事がないと思いますが、こんなにクオリティの高いゲームが作れるんですね。驚きました。