難しかった『The Witness』クリア

1/26(火)に北米でリリースされた『The Witness』($39.99)をクリアしました。パズルゲームですがボリュームは十分で、15時間くらいだと思います。全ての問題を解かなくてもクリアできるので、まだまだ問題は残っています。

やはり絶妙なバランスのパズルが魅力
一番良かったところは最初の感想の時と変わらず、絶妙なパズルのバランス。悩んで考えて答えに気付かせてくれるバランスで、スッキリ感が心地良い。仕掛けが面白くて、それに気づく自分って天才なんじゃないかと錯覚させてくれるバランスです。

面白い見せ方としては、問題が徐々に難しくなっていく中で、プレイヤーの思考を複雑に絡ませておいてから、難しそうに見えて実は超簡単な問題が紛れ込んでいたところ。プレイヤーは問題が難しくなっていると考えて、あれこれ試行錯誤するわけですが、答えはスタート地点から即ゴールに向かうだけどか。思考の操り方が上手いと思いました。

もう1つ印象的だったのがTownにあった問題。全然わからずに「こんなのチュートリアルやってねーよ!」とキレかけそうだった問題ですが、諦めかけてふと別の視点から見ると驚きのトリックが仕掛けてあって感動した。

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パズルの問題は良いですが、600問以上もあると似たような感じの問題も多くなってくる。冗長気味に思うところもありました。同じネタだと解ける喜びも小さくて作業的になってしまう。

方眼紙大活躍
方眼紙や落書帖を用意してプレイしたほうが良いです。頭の中だけで考えると、かなり難しいと思う。書きながら解いていくというプレイスタイルが、どこか懐かしくて新鮮でもあった。

RPGのように成長していく自分
このゲームはチュートリアルにテキストがなく、簡単な問題がチュートリアルみたいなもの。オープンワールドを歩いて問題を探していくわけですが、新ルールが突然置いてあったりして戸惑う。「これは今解くべく問題なのか?他の問題を探すげきか?」というところから悩む。

別の場所でルールやコツを覚えて、前にスルーした問題に向かい合ってみると、いともあっさり解けてしまった。まるで序盤では勝てなかった中ボスにレベルを上げてから再戦して余裕で勝ってしまったみたい。強化要素は、まったくないゲームですが、成長を感じながら遊べた。

終盤の問題は好きじゃなかった
終盤の問題は解く面白さよりも、面倒くささやストレスの方が大きかった。画面を見難くするとか、答えはわかっていても画面が回転して操作が難しくなるとか、中盤までのパズルセンスのメッキが剥がれちゃったのかと思うような力技の問題。

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画面が見難くなるのは記憶力が試されるので、ゲームとしての狙いはありますが、解けた時のスッキリ感みたいなものは薄い。なので解いていてあまり面白くなかった。

パズル問題集
これも最初の感想と同じですが、ザ・パズルゲームです。色彩豊かで美しいビジュアルですが、雰囲気を楽しむようなゲームでもなく、600問超の問題を次々と解いていく。ストーリーも哲学的なのか宗教的なのかわかりませんが、たまに喋ると変な電波が出ていそうな語り口で、説教くさくて話が長い。ストーリーとグラフィックは添え物程度という印象。

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美しいゲームですが、謎解きアドベンチャー的なゲームだと誤解をしてしまうと、ゲームにとってもユーザーにとっても良くないと思います。

テキストの説明はなくて、放り投げられた感が魅力でもありますが、序盤はともかく中盤や終盤は難しい。万人に薦められるゲームってわけではないです。難しいのでクリア後の達成感も大きい。