『√Letter ルートレター』クリア後の感想

2016年6月16日発売の『√Letter ルートレター』をクリアしました。1周目で5時間もかからずに、2~5周はスキップ機能があるので各1時間かからないほどでした。 

オーソドックスなテキストアドベンチャー
「移動」「聞く」「調べる」「所持品」「考える」「観光ガイド」というコマンドを使ってゲームを進めるというオーソドックスなテキストアドベンチャー。プレイ前は総当たりでコマンドを選ぶようなゲームかと思いましたが、実際はシンプルで「考える」を選択すればやるべき行動がわかるので詰まることなくサクサク進みました。

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逆転裁判/ダンガンロンパ
一部『逆転裁判』や『ダンガンロンパ』の影響を受けていると感じました。

まず「追及システム」。逆転裁判のように証拠を突き付けたり、会話によって真実を引き出すシステム。6回間違った選択をするとアウト。ほぼ丸パクリという印象ではありますが、ゲームらしいシステムで頭も使うし面白い。

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もう1つが「マックスモード」でダンガンロンパのコトダマを撃つシステムに近い。メーターの溜まり具合で選択できる言葉が決まっており、アクション+言葉選びという感じ。ただ、失敗してもノーリスクで何度でもやり直せるので総当たりすればクリアできる。用意されている言葉も意味に大差がないものだったり、強く言えばOKの時もあれば弱く言ってOKの時もあり、言葉を選ぶ手応えがない。

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手紙の返答でルート分岐
7章までに各章で1通ずつ手紙を読みますが、その返答によってルートが分岐するシステム。けっこうわかりやすくて、1周目はテキトーに選択したので最悪のエンディングでしたが、2~4周目は狙った通りのエンディングが見られた。考えて分岐できる内容になっていたのは良かったと思う。

残念なシナリオ
ゲームシステムは遊びやすくて問題なかったですが、シナリオは残念な出来でした。

まず一貫性のないルート分岐。各ルートが取って付けたような希薄なストーリー展開。文通相手の事を調べるのが目的なのですが、各ルートが素人がネット投稿したようなクオリティのトンデモ展開なので、真相がどうでも良く感じました。1つか2つくらいはトンデモ展開があっても良いですが、ラスト以外は全部トンデモな感じで白けました。

もう少し各ルートに繋がりがあって、最後に収束するような展開にしてほしかった。もしくは真相となる部分に関しては最後まで守ってトゥルーで見せるとか。文通相手の真相が各ルートでふざけていると、それ自体が安っぽく感じます。

トゥルー的なルートの真相もパッとしないというか、いろいろ納得できない展開でした。

違和感を覚えるところは多く、あだ名がデブとかビッチとかチビとかサルとか、どんなセンスでこうなったんだろうかと思う。文通相手の子は性格が悪い設定ではないはずですが、普通に「ビッチ」とか「デブ」とか言っちゃっていました。キャラクターを作り込んでいないと感じた。プライドの高い女子のあだ名がビッチで、ナルシスト男子のあだながチビとか、そういうのを普通に受け入れちゃっているのも。

トンデモ展開は好きな方ですが、このゲームで白けたのはキャラクターが希薄だからかと思う。とにかくトンデモ展開にしたい狙いがあって、意志を持たないキャラクターが無理矢理動かされている。

1周目の序盤は謎があったので興味が持てましたし、最初は面白かったです。最初のエンディングを見た時に「ちゃんと作っていないな」という印象になり、興味も薄れていった。でもこういうゲームは最後に大きな衝撃を与えてくれるゲームも多いので期待しながらプレイしましたが、特に衝撃も感動もなかったです。キャラクターもストーリーも希薄という印象。

トロフィーコンプリートは簡単かも
クリア時のトロフィーは81%で、プラチナトロフィー以外は残り2個。アドベンチャーゲームは簡単ですね。

ダウンロード版が4,644円(税込)と低価格でしたので買いやすかったです。ゲームのシステムは悪くないです。オーソドックスなテキストアドベンチャーをベースに逆転裁判的な追及システムとダンガンロンパ的な言葉をぶつけるシステムが面白い味になっています。ロードを挟むこともなく快適。ただただシナリオが残念。