良くも悪くもシーズン2『ウォーキング・デッド シーズン2』をクリア

2016年6月30日(木)にリリースされた『ウォーキング・デッド シーズン2』をクリアしました。

気の利いたマイナーチェンジ
基本システムはシーズン1と似ていますが、気の利いたマイナーチェンジが好印象でした。

まず時間制限のある攻撃アクションは、フィニッシュボタンがR2になっています。これは押しやすいです。シーズン1だと、右スティックでエイムして×ボタンを押す操作が少しやりにくい。そのため、方向キーにも×と同じ機能がありました。しかし、左スティックで移動している時は×、右スティックでエイムしている時は方向キーという使い分けが、便利だけどまとまりがない印象でした。今回は左スティックだろうと右スティックだろうと×+R2で対応できる。それもあってか、方向キーでのアクションは廃止されました。これで操作回りがスッキリした。

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銃撃シーンがエイムアシストに対応。シーズン1では少しシビアな銃撃シーンがありましたが、シーズン2ではオートエイムに近いぐらいのエイムアシストに対応。誰でも簡単に撃てるレベルになりました。ストーリー重視のアドベンチャーゲームなので、銃撃アクションでゲームオーバーになってテンポが失われるのを避けたのは正解かと思います。

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R2ボタンで微妙なダッシュができるようになりました。シーズン1ではキャラクターの移動の遅さが難点でしたので、これも改善。

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ゲームの進行がシンプルになりました。シーズン1では、特定の場所を調べたり特定のアイテムを使って道を開くという、ちょっとしたパズル的な仕掛けがありましたが、シーズン2では減っている。かなり詰まりにくくなりました。これによりゲームのテンポが良くなり、ストーリーに入り込みやすくなっている。ゲームのテンポが良くなったせいかはわかりませんが、シーズン1は1話平均2時間くらいでしたが、シーズン2では1時間30分くらいで進行できました。

面白いがシーズン2らしいストーリー
ストーリーと選択する面白さはシーズン1の魅力を引き継いでいる。元々は単話配信形式でしたので、お客さんを逃がさないように1話1話に力が入っていますね。序盤から衝撃的な展開の連続で、話の展開も早くてダレない。

とはいえストーリーの魅力はシーズン1が上だったと思う。ゾンビ物としては、よくあるパターンかもしれませんが、ゾンビより人間同士の対立が中心になってきます。敵対勢力との対立は問題ないですが、仲間同士の対立は、ストーリーを波立てるために強引にやっている感じで違和感を覚えました。EP3くらいまではシーズン1と同等に楽しめてワクワクしましたが、EP4からは少し白けてくるところもあった。これも海外ドラマらしいのですが、シーズンを重ねるとキャラクターの行動がおかしくなってくる。その片鱗は感じられた。

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シーズン1はリーとクレメンタインの絆という軸があったので良かったですが、シーズン2にはそれがないので、共感できない行動をとるキャラクターばかりで、終盤は選択が「どっちでもいい」とも思えてしまうようにもなった。

シーズン1を終えた時は「この物語を変更したくない」と思って、再プレイする気にはなりませんでしたが、シーズン2はラストのパターンを見ておきたいと思えた。こういった心理に感情移入の差を感じる。

それでもラストシーンは泣けました。その直前は崩壊しかけの海外ドラマ的な展開でしたが、ラストは印象的で良かった。あとクレメンタインの成長はシーズン2の魅力ですね。

シーズン2らしい
ゲームシステム的には気の利いたマイナーチェンジで進化。ストーリー的には長く続く海外ドラマのように無理が出てきた。実にシーズン2らしい内容でした。ストーリーも「シーズン1に比べると……」という話なので、つまらなくはまったくなくて面白いです。

シーズン1から続く壮大なストーリーを終えて、良い余韻に浸っています。素晴らしいゲームでした。