『Rez Infinite』のPS VRモード Area Xで初めての世界を見られた

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批評家から「PS VRで最高のゲーム」と絶賛されている『Rez Infinite』をTVとPS VRでプレイしました。このゲームはPS VR「対応」であって「専用」ではないので、PS VRを持っていなくてもプレイできます。

『Rez』と『Rez Infinite』

『Rez』は2001年11月22日にドリームキャストとPS2で発売されました。セガのPS2参入第1弾タイトルでもあります。ジャンルは「ミッドナイト・ハイ・シューティング」ということですが、基本はロックオン式のシンプルなシューティングゲーム。これに音楽ゲームの要素が加わり、ロックオンで連続してウィルスを破壊すると、その音がリズムとなる。シューティングとテクノミュージックが共鳴するところに陶酔感があり「ハイ」な感覚になれるゲーム。

 

『Rez Infinite』は『Rez』のリマスター+αです。完全新作というわけではなく、Area 1~5の構成は同じ。+αの部分は、

  • 新ステージ“Area X”
  • スコアアタックモードが追加
  • PS VRに対応
  • PS4 Proでは4K&HDRに対応
新ステージ“Area X”

新ステージのArea Xに関しては、新モードと言っても過言ではないくらいです。360度自由に動けるゲームになっています。

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グラフィックも従来のワイヤーフレームメインのビジュアルから、粒子で描かれたようなビジュアルに変化しています。

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Area Xはクリアまで17分くらいでした。初回プレイでクリアできましたので、難易度的には易しめで、新しいRezの世界を体験してもらうという意味が大きいのかと思いました。

 

ゲームを1時間プレイすればArea Xがアンロックされますので、誰でもプレイ可能な条件。

ストーリー

増えすぎた人口、整理できないほど広がったネットワーク社会。ネット犯罪の増加に息詰まったネットワークシステム。

 

それを打開するべく作られた、新しいシステムの中枢『Projeck-K』と、その核となる人工知能『eden』。『eden』の誕生によって、システムは完成に近づいていった。しかし、あまりの情報量に『eden』は、自分の存在、すべての行為への疑問、矛盾によってスリープしてしまう…

 

プレイヤーは、システムによってビジュアライズされた電脳空間で『eden』を探す旅に出る。ハッキングによって、電脳空間はさまざまな形状に変化していく。

 

ウィルスに侵されたファイヤーウォールをハックし、『eden』を目覚めさせることができるか。それは、プレイヤーのハッキング能力にかかっている……

操作方法

シンプル操作です。

左スティック 照準移動
×

押しっぱなしでロックオン→離して発射

最大8ヶ所までロックオン可能

オーバードライブ

ウィルスやウィルスの攻撃を一定時間一掃します

 

シューティングゲームとして特徴的なのは、敵の弾を避ける行動がないこと。敵はミサイル攻撃をしてくることもありますが、回避するのではなく撃ち落として対応します。

 

画面右下のゲージは【オーバードライブゲージ】で、オーバードライブの使用回数です。赤いアイテムを集めるとオーバードライブの使用回数が増える。

画面左下のゲージは【プログレスゲージ】で、プレイヤーの進化に関わる。青いアイテムを集めてゲージが一杯になると、プレイヤーが進化します。

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音楽的感受性と好みが問われる

このゲームのコンセプトでもある共感覚。これを感じるためには音楽的な感受性と好みが問われるので、誰しもが絶賛するようなタイプのゲームではありません。芸術性の高いゲームはメタスコアが高くなる傾向があり、このゲームも91点(15件)という高評価ですが、誰しもに91点の面白さを与えてくれるわけではないです。

シューティングゲームとして見ると、簡単すぎず難しすぎずの難易度で、バランス良く作られています。シンプル操作なのでとっつきやすい。ただ、やはり共感覚あってこそのゲームだと思いますので、単にゲームとしてのシューティングというだけでは弱い。

PS VR

本題とも言えるPS VRモードでのプレイ。Area 1~5とArea Xを通常モード(TV)でクリアしてからPS VRモードに変えてプレイしてみました。そして面白すぎて一気にArea 5までクリアしてArea Xもプレイ。

ゲームの世界に入ることで共感覚が増大

PS VRとRezの相性は非常に良いですね。PS VRは画面に区切りがなく、全方向見渡すことが可能なので、モニターを見るというよりゲームの世界に入った感覚になります。共感覚がコンセプトでもあるRezにおいて、この世界に入り込む感覚は最高の環境。

 

モニターでのプレイでは感じられなかった浮遊感もあります。「下」を見ると自分が浮いているのが感覚としてわかる。

 

照準は左スティックでも操作できますが、首を振って動かすことも可能。ゲームとしてプレイしやすいのは左スティックですが、より共感覚が味わえるのは首振りかと思う。左スティックだと「ゲームしている」という感覚があるが、首振りに変えるとゲーム感覚が薄れて別の世界になる。

有利な点と難しくなる点

ゲームプレイにおいて通常のモニターより有利な点もあります。視点の移動が自分の首の振り方次第ですので、背中側に流れて通常なら取り逃す敵やアイテムも自分が振り返れば瞬時に照準に入る。

Area 4のボスを目で追うのはエキサイティングな遊びでした。

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少し難しくなる点は、画面に切れ目がないので、ある程度は自分で首を振って周囲を確認する必要がある。真っすぐモニターを見るというゲームプレイに慣れていると対応がやや難しい。

PS VR専用タイトルのような

『Rez Infinite』はPS VR対応タイトルですが、PS VRで遊んだ感じは専用タイトルとしてのクオリティ。半端さはないってことです。プレイ前は「そこまでVRに特化したゲームじゃないのかな?」なんて思っていましたが、PS VRモードでプレイすると、むしろPS VRのために作られたゲームで、それを無理矢理テレビに対応させたような印象すらある。

 

「PS VR対応タイトル」という分け方もわかりにくいところがあり、『Rez Infinite』のように全ステージがPS VR専用タイトルのようなクオリティで遊べるゲームでも、ちょっとしたVRモードを入れただけのゲームでも「PS VR対応タイトル」という区切りになる。

PS VRモードのArea Xが真骨頂

通常AreaもPS VR専用タイトルのように凄いと思っておりましたが、Area XをPS VRでプレイしたらブッ飛んだ。光と音が自分にぶつかってきて、今まで味わったことのない世界で、無性に笑えてきたり泣けてくる。電子ドラッグの世界を垣間見たようです。「PS VRで最高のゲーム」と言われるのも納得。

 

通常モニターでArea 1~5をプレイ→通常モニターでArea Xをプレイ→PS VRでArea 1~5をプレイ→PS VRでArea Xをプレイという順番で、この最後に味わった感覚は別格のものでした。今までは感度の高い人しか体感できなかった共感覚を一般人でも味わえるようになった感じ。

 

すごい世界を体験できました。

 

PS VR自体の話ですが、激しい首振りでの照準移動も苦じゃなかったのが素晴らしい。視覚的な部分でも重さ的な部分でも。

 

“Rez”-Gamer’s Guide to...

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