PS4 Pro HDD/SSHD/SSD ロード時間比較 Pro対応タイトルが優位

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PS4 ProのHDD/SSHD/SSDでロード時間を比較しました。スタンダードモデルのPS4も同じシステムソフトウェアとゲームバージョンで再測定して比較しています。Pro対応タイトルにのみわかりやすい効果が出ました。

 

PS4本体のシステムソフトウェアはVer4.05。

SSHDの数字に幅がある理由はページ中段で解説しています。

 

Bloodborne

(Ver1.09)

初期型

HDD

初期型

SSHD

初期型

SSD

Pro

HDD

Pro

SSHD

Pro

SSD

狩人の夢からヤーナムの墓石 一階病室まで転送

33.80

32.34

27.94

29.12

18.82

19.45

28.77

29.48

25.64

26.22

21.61

20.31

17.81

17.75

YOU DIED表示から再開まで ※ここはストレージの影響をほぼ受けないもよう

19.40

19.16

18.42

18.59

18.39

18.58

18.79

18.57

18.43

18.39

18.42

19.42

18.35

18.49

Fallout 4

(Ver1.08)

初期型

HDD

初期型

SSHD

初期型

SSD

Pro

HDD

Pro

SSHD

Pro

SSD

「LOAD」からスターライト・インターステラー劇場内に切り替わるまで

1:27.51

1:06.55

1:00.17

41.60

42.69

34.57

1:07.66

55.33

41.27

36.79

49.06

36.13

40.29

33.90

スターライト・インターステラー劇場内からヌカ・ワールドに出るまで

1:02.08

59:39

42.19

42.19

32.04

34.32

1:05.50

1:03.94

44.03

44.28

51.06

34.22

29.86

29.48

ヌカ・ワールドから連邦までファストトラベル

28.55

29.59

28.08

29.30

21.96

24.54

28.77

28.88

26.91

24.49

22.22

21.91

23.49

20.88

Infamous First Light

(Ver.1.02 *Pro SSHDのみ1.03) Pro対応

初期型

HDD

初期型

SSHD

初期型

SSD

Pro

HDD

Pro

SSHD

Pro

SSD

「続ける」からプレイアブルになるまで

12.34

12.35

12.61

12.94

11.28

11.95

13.26

13.55

13.45

13.18

12.99

16.52

13.38

10.01

9.82

9.50

Rise of the Tomb Raider

(Ver1.05) Pro対応(高フレームレート)

初期型

HDD

初期型

SSHD

初期型

SSD

Pro

HDD

Pro

SSHD

Pro

SSD

「ゲームのロード」から谷の農場(地熱谷)に切り替わるまで

56.16

51.63

44.97

40.62

32.44

27.56

46.69

43.39

38.99

34.95

54.42

29.38

22.29

20.23

谷の農場から最後の砦までファストトラベル

49.17

53.29

43.46

44.23

31.84

28.32

46.70

45.50

34.30

34.39

42.31

31.39

21.03

21.09

The Elder Scrolls V: Skyrim SPECIAL EDITION

(Ver.*.**) Pro対応

初期型

HDD

初期型

SSHD

初期型

SSD

Pro

HDD

Pro

SSHD

Pro

SSD

「ロード」からリバーウッドまで

39.52

28.73

35.32

26.67

29.23

26.21

32.95

25.68

26.57

20.01

35.42

19.80

23.52

17.81

リバーウッドからエンバーシャード鉱山に高速移動

11.99

11.52

10.85

10.18

7.36

8.51

11.91

11.14

8.24

7.18

9.67

8.08

6.11

6.16

Witcher 3 Wild Hunt

(Ver1.31)

初期型

HDD

初期型

SSHD

初期型

SSD

Pro

HDD

Pro

SSHD

Pro

SSD

「続ける」からフィールド(コルヴォ・ビアンコブドウ園)に切り替わるまで

1:16.21

1:16.35

1:16.04

1:10.81

48.56

48.73

1.15.02

1:14.20

1:13.17

1:20.01

1:04.57

58.89

1:13.71

54.77

45.96

45.79

コルヴォ・ビアンコブドウ園から大祭司広場(ノヴィグラド)までファストトラベル

1:55.02

1:55.46

1:53.47

1:53.47

1:28.68

1:30.15

1.55.20

1:58.55

2:00.03

1:49.40

1:44.73

1:48.37

1:45.53

1:34.75

1:26.38

1:26.71

※HDDは標準搭載の物。SSHDは黒文字がSeagate FireCuda 2.5 2TB、赤文字がTOSHIBA MQ01ABD100 1TB。SSHDは動作にクセがあるので、ページ下の方で詳しく解説しています。SSDはCrucial MX200 1TB。

※初期型PS4はCUHJ-10000。2年9ヶ月近く酷使しています。

※2回測定して1回目のロードが遅いのは、起動直後1回目のロードは遅いため。ゲーム内オプションからタイトル画面に戻り、2回目のロードをすると速い。SSHDの場合は最初は最適化されていなくてHDDと同じ結果になる。

※HDD/SSHD/SSDの比較において、ストレージの影響をほぼ受けない場所もあります。例えばブラッドボーンは、転送時のロードは差がはっきり出ますが、死亡時のロードはストレージの影響をほぼ受けていない。そういう場所での比較はあまり意味がないですね。

※比較をする際は、同じセーブデータ、同じストレージの機種、ゲームのバージョン、導入しているダウンロードコンテンツなど条件を同じにしないと結果が大幅に変わってくる可能性がありますので、例えばYoutubeでPro+SSDのプレイ動画が公開されていて、それと同じ場面を自分のPS4で試してもおかしな結果になる可能性があります。

スタンダードモデルとProの違い

スタンダードモデルのPS4はSerial ATA 2(≒Serial ATA 3Gbps)でメモリがGDDR5 8GBでしたが、PS4 ProはSerial ATA Revision 3.0(≒Serial ATA 6Gbps)でメモリがGDDR5 8GB+従来の遅いDRAM 1GBとなっています。この差がロード時間にどれくらい影響を与えるかがポイントでした。

SSD同士での比較

スタンダードモデルとProをSSD同士で比較すると、

 

【Pro】Rise of the Tomb Raider - 29.33%短縮

【Pro】The Elder Scrolls V: Skyrim SPECIAL EDITION - 24.03%短縮

【Pro】Infamous First Light - 16.72%短縮

Bloodborne - 7.05%短縮

Fallout 4 - 6.06%短縮

Witcher 3 Wild Hunt - 4.44%短縮

 

初期型 HDDとPro SSDで比較するとRise of the Tomb Raiderは約60%短縮しています。

ロード面でもPro対応タイトルが優位

Pro対応タイトルと非対応タイトルとでわかりやすい差が見られました。非対応タイトルは10%未満の差なので、誤差の範囲でもあります。『Infamous First Light』は、もっとロード時間が長い場所を測定すれば大きな差が出た可能性があります。

 

ベセスダの『Skyrim』と『Fallout 4』の差が印象的。『Fallout 4』はHDD/SSHD/SSDでの差が出やすいタイトルでしたので、Serial ATA Revision 3.0(≒Serial ATA 6Gbps)の恩恵を受けるかと思いきや、誤差の範囲でしかない。『Skyrim』では差がはっきり出ています。

 

『Rise of the Tomb Raider』に関しては、HDDでも少し差が出ました。スタンダードモデルとProとでは標準搭載のHDD機種が違いますけどね。それにしても、このゲームだけ目立つ差になりました。

 

フレームレートの向上はPro対応しているタイトルのみとのこと。例えばProに対応していない『Fallout 4』をProで起動させてもフレームレートが安定するわけではないと。こういう事ならロードにおいてもPro対応タイトルが有利かと思います。『Fallout 4』のようなHDD/SSHD/SSDの差が大きいタイトルでも変わらない、『ウィッチャー3』のようなロード時間が1分を超えるタイトルでも変わらないとなると、Pro非対応タイトルに差はほとんど出ないと思われる。

測定結果を見てから、こういう仕様であるということも考えると、非対応タイトルで差が出ないのは当たり前なのかなとも思えてきます。

SSHD/SSD

上記のようにPS4はHDDからSSHDやSSDに換装可能です。換装する一番のメリットはロード時間が短縮されること。SSDが最速ですが、高価です。2TBサイズとなると6万円ほどになります。SSHDはHDDとSSDのハイブリッド。でも価格はHDDに近くて安価です。予算を気にしないで性能重視ならSSD、コストパフォーマンスを考えるとSSHDという具合でした。

SSHD

『Seagate FireCuda 2.5 2TB』は6タイトルを1回測定後、Fallout 4を18セット、Rise of the Tomb Raiderを2セット、Infamous First Lightを3回、Bloodborneを2セット測定し、再びリスト順に6タイトルを測定した結果を掲載しています。1回目よりは速くなっていましたが、まだまだSSHDの力を出し切れているようには思えなかったので、FF15体験版、インファマス、アンチャーテッドをプレイしてHDRの具合を見ていました。その後、Fallout 4を測ってみると今まで1分超えていた最初のロードが41秒になり、最適化されたと感じました。そこから各タイトルを一気に再測定。しかし、1本最適化されると他のゲームもポンポンと最適化された『TOSHIBA MQ01ABD100 1TB』とは違って、まだ鈍いタイトルが目立ちます。ウィッチャー3は4回目が速かったので追加で合計8回測定しました。その後、VRゲームを3本遊んだ翌日に『Rise of the Tomb Raider』を測定するとSSHDらしい速さになっていた。続けて『Infamous First Light』を測定したが、こちらはHDDと同じ程度。『The Elder Scrolls V: Skyrim SPECIAL EDITION』も測定するとかなり速くなっていて素晴らしい。最適化されと速い。

 

『TOSHIBA MQ01ABD100 1TB』では、最初にRise of the Tomb Raiderを2回、Fallout 4を4回測定したがHDDとほぼ同じ結果。その後、Bloodborneを2回、Fallout 4を1回やった後のFallout 4の2回目でSSHDらしい数字になりました。この区切りがはっきりわかった。この後からの数字を上記リストに記載しています。Fallout 4を測定後、Rise of the Tomb Raiderの1回目のロードはHDDと同じ、次のファストトラベルでHDDより速くなった感じがあり、タイトルに戻ってロードすると完全にSSHDの効果を確認。その後のInfamous First Light、ウィッチャー3も同じで、1回目はHDDと同じくらい、2回目でそれなりになり、3回目でSSDに近づく結果。

ゲーム切り替え後3回目の法則といった感じ。Fallout 4で言えば1回目タイトル画面からのロードは49.06、2回目のエリア移動ロードが51.06でHDDよりちょっと速い程度、3回目のファストトラベルのロードが22.22なのでSSDと同等。このようにロードのポイントが違っていても3回目からは速い。なので結果に幅がある上記リストの平均値を考えることに意味はなくて、3回目からは速い数字になります。

  1. まず1つのゲームが最適化されるまで少し時間が必要。
  2. 1つのゲームで最適化が確認されると、その後はゲームを切り替えた直後の1回目のロードはHDDと同じ、2回目で少し速くなり、3回目で完全に効果が確認できる。

これは新規インストールから最適化直後までの話で、その後使い続けるとまた違ったパターンになるかもしれません。

SSD

2TBのSSDはCrucialかSamsungしか選択肢がないような状態ですが、今年9月に発売されたばかりのMX300 2TBは実売6万円前後で、Samsung 850 EVO 2TBの9万円前後から大幅に引き下げてくれました。MX300は275GB~2TBまでのモデルがあり、8,000~65,000円くらいです。

私はMX300の1つ前のMX200 1TBを使っています。初期型PS4をSSHD 2TBに換装するまで使っており、今後しばらくはPS4 Proで使う予定です。これまで不具合はありませんでした。今購入するなら、あえて古いMX200を買う理由もなく、後継のMX300が良いかと思います。私がMX200 1TBを購入した時は4万円前後だったと思いますが、MX300 1TBは実売27,860円ほどになっていました。SSDを計5台購入していますが全てCrucialで不具合もなかったので、選び続けています。

 

右往左往した結果、やはりトータルバランスでのSSHD、価格をまったく気にしないなら性能が優れるSSDというところは変わらず。2ハードで一気にHDD、SSHD、SSDを測定するということで、SSHDの最適化までの進展に気づけたのは良かった。最初はHDDと同程度で不安でしたが、最適化後はSeagate、TOSHIBAともにHDDより明確に速い。最適化されるのがTOSHIBAより少し遅かった印象の『Seagate FireCuda 2.5 2TB』は、最初「ただの2TBのHDDじゃん!」と思いましたが、最適化されて問題なし。間違いなくSSHDでした。一気に6タイトルのダウンロード→測定をして見極めるとなると、最適化の遅さが見えますが、普通に使う分には普通に遊んでいれば最適化されるので問題ないです。最適化させるのが面倒といったことはまったくない。

Pro対応タイトルのみに期待

Pro対応タイトルが優位で、今後はもっと差が出せる可能性も感じます。反面、『Fallout 4』や『ウィッチャー3』でも無理なのでPro非対応タイトルは期待値が低い。特に『Fallout 4』はHDD/SSHD/SSDの比較でストレージの影響を極端に受けるタイトルでしたので、これで差が出ないなら他の非対応タイトルも絶望的かと思いました。

 

Pro対応タイトルも対応の仕方次第でしょうけど、10~30%くらいの短縮になるのではないでしょうか。VR専用タイトルは調べていませんが、また事情が違うかもしれない。Pro非対応タイトルは10%未満の差しかなく、短縮効果というか測定誤差なレベルかと思う。

 

今後はPro対応タイトルで大きな効果が見られるタイトルがないか注目していきたいです。発売済のタイトルがアップデートでPro対応になった時、グラフィックやフレームレートだけでなく、ロード時間短縮を期待しても良さそうです。

 

Youtubeにも比較動画がアップされてくると思います。


測定してわかりやすそうなのは、Pro対応タイトルをスタンダードモデルのPS4+SSDで測定してロードが1分近くあるようなタイトルですね。今回測定したPro対応3タイトルよりも大きな差が出るタイトルがある可能性も高い。

 

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)