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『7』というよりリブート1作目の『Resident Evil VII biohazard (北米版)』クリア

レビュー・感想 北米版

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北米で1月24日(火)にリリースされた『Resident Evil VII biohazard (バイオハザード7)』をクリアしました。

『7』というよりリブート1作目

公式サイトでも「すべては“恐怖”のために。新生したバイオハザード。」と書かれています。新生、言うなればリブート1作目と言える存在。

 

リブート

リブート(reboot) または再起動とは、フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語。

リブート (作品展開) - Wikipedia

 

体験版でも予想できましたが、『バイオハザード』というIPは用いているものの、新規IPと捉えた方が良いかと思います。精神的続編という感じでもある。1~6&スピンオフのファンからすれば寂しいところですが、これまでのストーリーがよくわかっていない人や新規ユーザーが入りやすい。

 

タイトルロゴも『Resident Evil』という具合に、VII(7)をタイトルに溶け込ませて数字を隠しているので、本来なら『トゥームレイダー』『HITMAN』のようにリブート版『Resident Evil』というタイトルがふさわしいかと思う。

今度こそ原点回帰

バイオハザードは過去に何度か「原点回帰」と言っています。リベレーションズだったり、『5』のDLCだったり。今回は新生したバイオハザードということもあり、今度こそ大マジの原点回帰です。

 

シリーズ初のサバイバルホラーFPSにはなっていますが、システムのベースは初代バイオハザードに近いものを感じる。弾数を気にしながらの銃撃戦、逃げ、アイテムボックスを利用しての所持アイテムのやりくり、限られた敷地内をあっちこっち探索してのパズル、そしてホラー。

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原点である“サバイバルホラー”がしっかりと軸にある。冒頭から怖すぎて笑ってしまった。恐怖を笑ってごまかすという意味もありますが、素晴らしいホラーを感じさせてくれて嬉しいという気持ちある。最初の30分で新生「バイオハザード」の看板を背負うにふさわしいサバイバルホラーだと思った。

 

パズルは簡単です。歯応えはないですが、難解なパズルを求めているわけじゃないので、スイスイ進めて良かったです。

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原点回帰とはいえ、現代的なゲームにもなっています。4~6で育ったシューティング要素も含まれている。とはいえ、探索がメインとなり戦闘自体は4~6より大幅に減っている。原点回帰と言われたリベレーションズよりも戦闘は少ないと思う。戦闘の少なさと比例して敵の種類が少なく、動きも単調です。シューティングが好きな人にとっては物足りないかもしれない。

 

敵はゾンビではありませんが、ゆっくり向かってくる敵に限られた銃弾をパンッパンッパンッと撃ち込む様は、初代バイオを思い起こしました。

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ボスも何体かいますが「やらされている感」のあるボス戦は気になった。ボス戦で死ぬとリトライがムービー前からになるのは残念でした。

グロいシーン

前半はグロいシーンが多くてビックリした。CEROは通らないんじゃないかな?と思うシーンもある。ブレーキがぶっ壊れたみたいで、これまでのバイオハザードでやっていないレベルのグロさでした。個人的には苦手です。

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北米版は日本語テキスト・日本語音声に対応しているので、北米版ならオリジナルの表現で日本語プレイすることは可能。『デッドライジング(1)』と似たようなパターンですね。

 

Resident Evil 7 Biohazard (輸入版:北米)

Resident Evil 7 Biohazard (輸入版:北米)

 

中だるみしない

1周クリアするのに8時間前後でした。丁度良い配分だと思いました。実際のところ後半は怖さも薄まっていき、このまま10時間15時間と続けてもダレてくるのが予想できた。恐怖が売りのコンテンツで、恐怖に慣れてしまう、ダレてしまうというのは大きなマイナスになる。ボリュームを増やすためにつまらない水増しをされるのは嫌いなので、8時間できっちりまとめているのは嬉しい。最初から最後まで楽しかった(怖かった)。

 

ストーリーも頭に入りやすかったですし、なにより「生き延びる」という基本目標が常に感じられるゲームでしたので、緊張感が持続した。ストーリーはシリーズ初の外国人脚本家・Richard Pearsey氏。『F.E.A.R.』『Spec-Ops: The Line』を手掛けています。これは正解だったと思う。

 

マルチエンドでもあるようなので、何周もして楽しむゲームかと思う。今回はPS VRにフル対応ということで2周目も新鮮かと思います。日本版も予約してあるので、日本版はPS VRでプレイしたい。

追加コンテンツもあるようですので、キャンペーンモードだけで終わりということはありません。

86点のシングルプレイのサバイバルホラーFPS

海外評価は高くて現在のメタスコアは86点(47件)。GOTYレースにも参加できる高評価です。

バイオハザード4(PS2) - 96点(38件)

バイオハザード5(PS3) - 84点(76件)

バイオハザード6(PS3) - 74点(34件)

バイオハザード7(PS4) - 86点(47件)

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点数は非常に納得で、86点のシングルプレイのサバイバルホラーFPS。サバイバルホラーという軸はしっかりありつつも、ゲームとしてやや小さくまとまった感もある。

 

ユーザー評価で争点になりそうなのは、まず「新生したバイオハザード」というところ。リブート版としてタイトルが『バイオハザード』なら1作目としてわかりやすかったかもしれませんが、ナンバリング『7』ということで、続編として見られると『6』からは全然違うものになっているのでショックを与えそうです。

もう1つは規制ですね。これは北米版がグロすぎてCEROのルールでは無理かと思う。日本のグロテスクVer.はCEROのルールの範囲で頑張ったということでしょう。日本版である以上はCEROから外れることはできません。『ダイイングライト』のような自主規制とは事情が違い、『Resident Evil VII biohazard (北米版)』の表現は、そのまま日本に持ってくるのは無理かと思った。いつもの『Resident Evil』海外版は日本語テキストのみの対応で音声は未対応のパターンが多かったですが、今回は日本語音声にも対応している。オリジナルの表現で日本語音声プレイする道も用意されています。

 

広がり過ぎたバイオハザードをナンバリングで新生したのは英断でした。それにより旧シリーズのファンとの摩擦も生まれるかとも思いますが、その痛みを伴っただけの価値はあったかと思います。面白かったです。

『4』はシリーズのみならず世界の頂点を獲ったゲームで、2005年のGOTYレース世界1位。世界を制した最後の和ゲーでもあります。そこから評価を落としていきましたが、今回の『7』でリブートして再び高い評価を得た。『4』のインパクトには及ばずとも、過去シリーズの「バイオらしさ」をミックスした見事なリブート。この次の1手にも注目です。