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PS4 ロード時間対決 内蔵HDD vs 外付けHDD vs 内蔵SSD vs 外付けSSD

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PS4が外付けHDD・SSDに対応したということで、内蔵と外付けの差を調べるべく、内蔵HDD、外付けHDD、内蔵SSD、外付けSSDで比較してみました。本体は初期型とProの両方。

使用したSSD

内蔵SSDは愛用しているCrucial MX200 1TB。今は後継機のMX300が出ていますので、今購入するならMX300のほうが良いでしょう。

 

外付けSSDはデザインがカッコ良くて購入したBUFFALO SSD-PUS960U3-B 480GB。薄くてビックリしました。

BUFFALO 高速・薄型 USB3.1(Gen2) ポータブルSSD 960GB ブラック SSD-PUS960U3-B

BUFFALO 高速・薄型 USB3.1(Gen2) ポータブルSSD 960GB ブラック SSD-PUS960U3-B

 

 

カタログスペック。

項目MX200SSD-PUS960U3-B
インターフェイス SATA 6Gbps (SATA III) USB3.1(Gen2/Gen1)
Read 555MB/s 500MB/s
Write 500MB/s 480MB/s

Readの555MB/sと500MB/sの差は、SSDの性能差というよりもインターフェイスの規格の差ですね。PS4 proの場合、内蔵のSATA IIIは6Gbpsですが外付けのUSB3.1 Gen1は5Gbpsです。例えばMX200に外付け用のケースをつけて外付けにするとUSB3.1 Gen1になりますので、Readは5Gbpsとなります。PS4 Proの場合、規格的には内蔵のほうが速い。

スタンダードモデルのPS4の場合は、内蔵HDD・SSDの転送速度がSATA II(3Gbps)準拠っぽいので、外付けの方が優位かもしれない。このあたりの差がどう出るか注目していました。

使用したHDD

内蔵HDDは標準搭載の物。外付けHDDは8TBまで対応しているのですが、発熱、騒音、製品の少なさ、価格等を考慮して4TBを選択しました。4TBで探していたら、丁度よいことに今月発売のUSB3.1(Gen1)/USB3.0に対応した新製品がありましたので購入。BUFFALO HD-LC4.0U3-BKFです。

このHDDは3.5インチサイズです。PS4の内蔵HDDは2.5インチサイズしか使用できませんが、外付けなら3.5インチサイズも使用可能。3.5インチのほうが転送速度は速い傾向がありますので、ロード時間短縮も考えるなら3.5インチサイズのほうが良いと思います。

BUFFALO USB3.1(Gen1)/3.0/2.0対応 PC/家電対応 外付けHDD 4TB ブラック HD-LC4.0U3-BKF

BUFFALO USB3.1(Gen1)/3.0/2.0対応 PC/家電対応 外付けHDD 4TB ブラック HD-LC4.0U3-BKF

 

外付けHDDは多数あるわけですが、重視したいのは静音性。公式サイトの製品情報に「静音設計で音が気にならない」とアピールしていたので惹かれました。デザイン的にもPS4 Pro、nasneと並べて置いても違和感なくハマって気に入っております。

f:id:Hamasukei:20170310064236j:plainとはいえ、購入を決めた最大の要因は新製品であることです。外付けHDDと探していたときに、たまたまシステムソフトウェア4.50と足並を揃えてリリースされるという運命的な流れに流されて購入。

 

思い違いかもしれませんが、このHDDはPS4の電源と連動しているので注意点があります。「設定」→「省電力設定」の「スタンバイモード中の機能を設定する」にある「USB端子に給電する」がデフォルトでは3時間ですが、このままですとおそらくスタンバイになってから3時間後にHDDの電源が切れます。HDDの電源の管理はUSBの給電で判断しているため。そうなると再起動した時に「正しい手順で取り外さなかった」というエラーになるかもしれません。ここを「オフ」にすると、スタンバイモードを選択した時にきちんと処理してからHDDの電源を切ってくれますし、「常に」ならHDDの電源は切れません。スタンバイ中のUSB端子への給電はコントローラーを充電するためのものです。私は不要ですので「オフ」にしました。ダウンロードしながらスタンバイモードに入るとダウンロードが終わるまでHDDの電源は落ちませんが、今のところその後の復帰は3回やって問題なし。

今は多くのHDDにこういった電源連動機能があると思いますが、「USB端子に給電する」の設定を「オフ」にしていれば大丈夫かなと思っています。今のところ順調です。この設定を「3時間」にしていた時は復帰時にエラーを1回だけ経験しているが、試しに「3時間」で放置するテストを2回して問題なかったので、エラーはたまたま別の原因があったのかもしれない。動作テストのためにHDDを付け替えたり本体を動かしたりしたので接続が切れたとか。

その後は安定。使っていない時に外付けHDDの電源がオフになってくれるのは便利です。連動しているので個別操作が不要で助かります。こういったところに一手間でもあってしまうと、面倒になって使わなくなる。

仕様と操作

対応している外付けストレージは、

  • USB3.0以上
  • 容量250GB~8TB

外付けHDDの場合は250GB以下を購入してしまうことはないでしょうけど、速度を求めてSSDを購入する時に、250GB以下を選んでしまわないように注意。換装はせずに「メインで遊ぶ2、3本だけを外付けSSDに入れる」という発想はあるかと思いますが、250GB以下のSSDは非対応です。

 

外付けストレージをUSBケーブルで繋いだら「設定」→「周辺機器」→「USBストレージ機器」で一覧に表示されているのを確認。ボタンで選択して「拡張ストレージとしてフォーマットする」で使用可能になる。

 

「設定」→「ストレージ」の一覧でOPTIONSボタンを押すと「アプリケーションのインストール先」の設定ができる。後で移動は可能ですが、標準のダウンロード先ってことですね。

測定結果

ロード時間の差が確認しやすい『ファイナルファンタジー15』と『Fallout 4』で比較しました。ゲームごとの差が知りたいわけではないので、数あるゲームの中でもロード時間の差が確認しやすいこの2タイトルで測定すれば、初期型/Proと内蔵/外付けの差がわかりやすいかと思いました。ProのブーストモードはON。

SSD

ファイナルファンタジー15

Ver 1.05

初期型

内蔵 SSD

初期型

外付けSSD

PRO

内蔵 SSD

PRO

外付け SSD

タイトル画面の「LOAD GAME」からプレイアブルまで

38.17

38.05

38.48

(38.23)

35.26

35.29

34.90

(35.15)

28.16

28.39

28.73

(28.42)

32.70

32.80

32.52

(32.67)

ハンマーヘッドからヴェスペル湖までファストトラベル

37.39

37.61

39.25

(38.08)

35.96

34.65

35.07

(35.22)

31.16

29.99

29.45

(30.20)

34.93

33.69

34.32

(34.31)

ヴェスペル湖からハンマーヘッドまで折り返しでファストトラベル

42.06

42.10

41.57

(41.91)

39.62

38.87

38.52

(39.00)

33.63

32.38

32.04

(32.68)

36.45

36.25

36.93

(36.54)

Fallout 4

Ver 1.10 / セーブデータ27MB

初期型

内蔵 SSD

初期型

外付け SSD

PRO

内蔵 SSD

PRO

外付け SSD

タイトル画面の「LOAD」からプレイアブルまで

51.36

49.63

49.83

(50.27)

49.90

47.87

48.10

(48.62)

38.13

36.90

37.13

(37.38)

43.38

41.41

41.47

(42.08)

サンクチュアリからファー・ハーバーまでファストトラベル

32.45

33.76

34.22

(33.47)

31.05

31.03

30.86

(30.98)

23.70

23.82

23.86

(23.79)

26.98

28.18

28.23

(27.79)

ファー・ハーバーから連邦までファストトラベル

18.45

18.29

18.62

(18.45)

17.72

17.65

17.79

(17.72)

14.53

14.55

14.41

(14.49)

15.68

15.85

16.04

(15.85)

 

規格通りの素直な結果となりました。

Pro内蔵SATAIII(6Gbps) > 外付けUSB3.0/3.1Gen1(5Gbps) > スタンダード内蔵SATAII準拠(3Gbps)の順。

これらは規格上の最大転送速度であって実効速度はこんなに速くないですが、なんにせよ規格通りの結果。

 

ロード時間の差がわかりやすいFF15とFO4でこの程度の差なので、大半のゲームでは内蔵/外付けの差が体感しにくいとは思います。実効速度が遅めの内蔵SSDを使用している場合も差がわからないでしょう。

ロード時間=ストレージの速さ、ではありませんので、ブラッドボーンの死亡時のリトライのようなストレージの影響を受けない部分は関係なし。こういうところの誤解も注意するポイントかと思います。ストレージの影響をあまり受けないゲームで「差がない」と思ったり、逆にロード時間の差が出やすいゲームを見て他のゲームのロードも同じように短くなると思うのは間違いになるでしょう。

HDD

ファイナルファンタジー15

Ver 1.05

初期型

内蔵 HDD

初期型

外付けHDD

PRO

内蔵 HDD

PRO

外付け HDD

タイトル画面の「LOAD GAME」からプレイアブルまで

1:32.42

1:31.74

1:32.69

(1:32.28)

1:09.25

1:09.11

1:08.46

(1:08.94)

1:27.01

1:26.82

1:27.97

(1:27.26)

1:12.67

1:09.95

1:10.95

(1:11.19)

ハンマーヘッドからヴェスペル湖までファストトラベル

1:21.78

1:21.89

1:20.48

(1:21.38)

1:02.24

1:00.20

1:01.10

(1:01.18)

1:12.94

1:17.58

1:16.78

(1:15.76)

1:06.26

1.04.68

1:01.87

(1:04.27)

ヴェスペル湖からハンマーヘッドまで折り返しでファストトラベル

1:42.98

1:36.42

1:39.31

(1:39.57)

1:13.57

1:11.88

1:10.45

(1:11.96)

1:27.48

1:26.96

1:27.35

(1:27.26)

1:14.91

1:12.25

1:14.31

(1:13.82)

Fallout 4

Ver 1.10 / セーブデータ27MB

初期型

内蔵 HDD

初期型

外付け HDD

PRO

内蔵 HDD

PRO

外付けHDD

タイトル画面の「LOAD」からプレイアブルまで

1:15.70

1:12.19

1.12.63

(1:13.50)

1:07.20

1:04.96

1:06.01

(1:06.05)

1:15.67

1:10.40

1:10.31

(1:12.12)

1:04.04

1:01.21

1:00.58

(1:01.94)

サンクチュアリからファー・ハーバーまでファストトラベル

49.53

52.96

51.20

(51.23)

49.44

49.99

47.65

(49.02)

56.10

48.89

55.21

(53.40)

41.70

44.29

46.33

(44.10)

ファー・ハーバーから連邦までファストトラベル

25.30

29.46

24.80

(26.52)

24.32

25.69

23.16

(24.39)

26.66

25.39

28.95

(27.00)

22.36

21.22

22.02

(21.86)

 

HDDの場合は内蔵HDDに比べるとFF15での外付けHDDの速さにビックリ。

PS4 Proの場合

速さは内蔵SSD > 外付けSSDですので、内蔵はSSD/SSHDで速度重視。外付けは大容量HDDで容量重視がベストかと思います。

SSDは高価で容量が不足するという従来の弱点が大幅に解消されることとなりました。

スタンダードモデルの場合

大きな差ではないですが、スタンダードモデルの場合は速さは外付けSSD > 内蔵SSDでしたので、内蔵HDDは換装せずに外付けSSDで速度アップを狙うという選択もある。外付け専用のSSDは薄くてスマートな製品が多いので、Slimと組み合わせると見た目はスッキリするかと思う。内蔵の換装に抵抗があるのであれば、外付けSSDで簡単にロード高速化が図れます。

 

スタンダードモデルの場合は外付けHDDの速さが驚くところ。FF15の場合、標準の内蔵HDDで1分30秒のところが外付けHDDで1分10秒。これは体感でわかる差です。内蔵or外付けの差もあると思いますが、HDD自体の性能差もあるかと思います。内蔵は2.5インチですけど、今回使った外付けは3.5インチですからね。2.5インチのポータブルHDDではロード時間短縮効果がないかもしれない。

 

スタンダードモデルに高価な外付けSSDをつけるという選択は多くないと思いますので、3.5インチのパワフルな外付けHDDで速度アップを図るほうが現実的かと思う。スタンダードモデルを使用しているユーザーにとっては、簡単にロード速度アップができるということで素晴らしいアップデートになったでしょう。

内蔵と外付けのどちらが速いか

外付けに対応したということで内蔵との速度の違いが注目されるかと思いますが、誤解されることもありそう。単に「内蔵と外付け」だけでは何を比較しているのかわからない。PS4 Proの話なのかスタンダードモデルの話なのか、HDDの話なのかSSDも含めた話なのか、外付けHDDは2.5インチなのか3.5インチなのか。

 

とりあえずSSDの場合は、PS4 Proでは内蔵 > 外付け、スタンダードモデルでは外付け > 内蔵でした。これは規格の速度そのままの素直な結果。

 

HDDの場合は、HDD自体の性能差(サイズ差)もあるかと思いますが、今回使った3.5インチのBUFFALO HD-LC4.0U3-BKFの場合は外付けの方が大幅に速かった。

 

約450万台販売されているPS4の中で多くはスタンダードモデルでHDDのままでしょうから、外付けHDDを試して「外付けHDD速い!」という声が多くなるでしょう。最速を求めるとなると、今回のテスト結果と規格上ではPro+内蔵SSDになります。ここを混同しないように注意が必要です。

素晴らしいアップデート

私のようにPro+内蔵SSDで使っていた人にとっては、外付けHDD対応によって容量不足の悩みがほぼ解消。ちょっと心配だったのは「外付けSSDのほうが速かったらどうしよう」ってところでしたが、内蔵のほうが速かったので気兼ねなく内蔵SSD/外付けHDDにできる。

 

スタンダードモデルを標準HDDのまま使っていた人にとっては、外付けHDDで簡単に容量アップできるだけでなく、3.5インチのHDDで転送速度が速めならロード時間短縮効果の恩恵もある。誰でも簡単にできる方法で、容量アップ+ロード時間短縮ができるようになった。