追いかけまわされて心臓がキリキリした『Outlast 2 (北米版)』

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北米Storeで2017年4月25日(火)にリリースされた『Outlast 2』($29.99)をクリアしました。

日本語対応

前作『Outlast』は、最初は日本語未対応でしたが、アップデートで日本語に対応しました。『Outlast 2』は最初から日本語に対応しています。

 

翻訳は少し固いけど伝わるレベルなので問題ないかと思います。機械翻訳的ではないです。宗教的な詩の翻訳が良いのか悪いのかはわかりませんけどね。そういう味でやっているのか、直訳気味なのか。システムやメニューの翻訳が少しだけ違和感を覚えるところもありますが、大きな問題ではりません。字幕は小さめです。

とにかく、最初から日本語入りで嬉しいです。

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セリフだけでなく、ドキュメントもちゃんと日本語。ゲームを通して言語面での不便は感じません。

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シンプルなかくれんぼと鬼ごっこ

基本的なゲームシステムは前作から大きな変化はありません。肉付けの少ないシンプルなかくれんぼと鬼ごっこ。敵がウロウロしているエリアを隠れながら進み、見つかったらダッシュで逃げまくる。

 

最近のステルスゲームは様々な能力があってプレイしやすくなっていますが、『Outlast 2』は目視と音を頼りにする昔ながらのスタイル。最近のステルスゲームの便利さに慣れていると不便に感じるところもありますが、ホラーゲームゆえに便利すぎても怖くなくなってしまうので仕方なし。ミニマップすらないので、初めてのエリアではどこを目指していいのかもわからない。自分で歩いて探す必要があります。普通のステルスゲームの感覚で言えば「行き先がわかりにくい」のですが、このわかりにくさが恐怖に繋がっているのでホラーゲームとしてはアリ。逃げて走り込んだ先が行き止まりなんてことも数回ありました。

 

かくれんぼよりも鬼ごっこの要素が強いと感じた。強制的に見つかる場所も多いですからね。このゲームの怖さの7割は追いかけられる恐怖だと思いました。追いかけまわされて本当に心臓がキリキリした。

  • 追いかけまわされる恐怖
  • 隠れながら様子を見る恐怖
  • そこを歩く、という恐怖
  • ビックリフラッシュ的な驚かせ
  • ストーリーとキャラクターの怖さ
  • ビジュアルの怖さ

恐怖にもいろいろありますが、プレイ中に心臓がキリキリしていたのは追いかけまわされている時でしたね。良い追い込み方をしてくれる。この調整の上手さは高く評価されていいかと思います。

しっとり怖がらせるんじゃなくて、わかりやすい怪物が襲ってくるという直接的な恐怖が多いですね。

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VRのホラーを体験した後だと、雰囲気的な怖さはあまり感じなかった。VRじゃないと妙な安心感がある。もしVRに対応していたら、追いかけられる恐怖と同等以上に「そこを歩く、という恐怖」が感じられたと思う。良くも悪くもVRで耐性がついてしまった。昔ならワッ!と驚かせられるネタにビビりまくったところでしたが、今回は意外にも余裕で自分自身にビックリした。

 

演出は凝っていて面白かった。ショーな感じでもあるので、恐怖とは少し違うところもありますけど。

 

グロさもあって、死体やスプラッター的な直接表現も多い。女性の乳首や男性のオチン〇ンらしきものも映っているので、このままでは日本ではリリースできなさそうです。

回復アイテムとバッテリー

このゲームのアイテムは2種類。回復アイテムの包帯とカメラのバッテリー。

 

今回は回復がアイテム使用になり、バイオハザード7みたいな感覚。手に包帯を巻くと何故か全快するという。包帯は3個まで所持可能。ゲームオーバーでリトライすれば全快するので、回復に苦労することはありませんでした。死ねばいいって感じです。ノーコンティニューを目指すとなると大変かと思います。

 

カメラのバッテリーは前作同様のシステム。ゲームを通して真っ暗に近い場所のほうが多いくらいですので、カメラの暗視機能は重要。バッテリーが切れると暗闇になってしまうという恐怖が『Outlast』の緊張感を保つシステム。ですが、前作の経験もあって「まぁ大丈夫だろう」という気持ちもありました。実際、入手できるバッテリーは余裕がありました。

 

カメラには新システムがあり、特定のポイントで録画モードになります。それがドキュメントとして残る。

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丁度良かったボリューム

1周6時間でした。ホラーゲームのボリュームとしてはベストという印象。RPGやシミュレーションゲームで6時間ならボリューム不足ですが、ホラーゲームは6時間くらいで丁度良い。怖さに慣れちゃいますからね。序盤~中盤が一番怖くて、終盤は死にゲー状態でトライアル&エラーの作業感が少しあった。死に過ぎちゃうと死が軽くなって怖くない。逆に言うと中盤あたりのバランスは非常に良くて、ギリギリで死なないから心臓がキリキリしっぱなしだった。

 

強化システムなどはないので、シンプルなかくれんぼと鬼ごっこのままボリュームがありすぎても飽きるかと思う。

大幅に進化したグラフィック

グラフィックがとても良かった。特に室内の一部は実写かと思うクオリティ。良い風景もいくつかあって、まさかOutlastでフォトモードが欲しくなるとは思わなかった。前作をプレイした時とはTVが違うせいもあってか、グラフィックが大幅に進化しているように感じた。

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ロケーションも豊富になっていました。村、森、川、学校、洞窟などなど。$59.99で売ってもいいくらいの豊富さ。『Outlast』の時はインディーズ系として扱われていたようですが、今作はメジャー感あります。エンディングロールの名前も多かったです。

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ストーリーは「?」

うっすらとイメージは浮かびますが、ストーリーはわかりにくかった。ラストも「なんで、これ?」という感じでスッキリしない。プレイ中も急な場面転換があったり、現実なのか妄想なのかわからない感じでもあり、わかりやすいストーリーってわけではないです。考察されれば「おおっ!なるほど」と思えるのかもしれない。

ストーリー本筋は「?」でしたが、いくつかのエピソードは印象的でした。

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2らしい2という正統進化

海外評価は前作と同等ですね。グラフィックやロケーションはゴージャスになりましたが、基本的なゲームプレイは前作を蹈襲しています。ゴージャスになった部分と2作目になるとインパクトに欠ける部分を差し引きして、ほぼ同等の評価になるのは納得です。細かいところの好みは分かれるでしょうけど、方向性は大きく変わらない正統進化といった感じです。

 

無印と2で違うと感じたところは、多人数相手の鬼ごっこが増えたところ。反面、1対1のかけひきを楽しめるところが減ったんじゃないかと思う。強い1体のほうが、その存在を怖く感じられるところはある。多人数だとワチャワチャしちゃって、追い回される恐怖はあるけど、かけひきするところは少なくて、スピード勝負で出口を見つけて逃げ切るということが多かった。もちろん1対1の場面もあり、荷車を押してフェンスを越えるところの1対1のかけひきが緊張感ありました。

どちらも恐怖を感じることができますが、無印はロッカーやベッド下に隠れてドキドキしていたというイメージが強い。今作は隠れてドキドキするという状況は少なかったように思う。追われてキリキリする場面は多い。このゲームに慣れてプレイスタイルが変わっただけかもしれませんが、無印は隠れる怖さ、2は逃げる怖さという違いがあったように感じる。

 

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ゲームの基本部分がシンプルですので、現代のゲームとしては評価が伸び悩むところもありますし、やっていることの単調さはあります。

とにかく追いかけまわされて恐怖を堪能しましたので、ホラーゲームとしては期待通りのものでした。$29.99は安いと思った。追いかけまわされるのが本当に怖かったので、2周目をやる予定はありません。安全圏から他の人のプレイ動画を見てニヤニヤしたいと思います。

 

Outlast Trinity (輸入版:北米)

Outlast Trinity (輸入版:北米)