少しレスポンスが良くなった『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』

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2017年8月24日にリリースされた『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(1,620円)。『I』『II』よりも戦闘後のレスポンスが少し良くなっていました。動画で比較。

戦闘後のレスポンス

『I』『II』をプレイしてみての不満点であった戦闘後のレスポンスの悪さ。敵を倒してから経験値とゴールドが表示されるまでの時間、それらが消えてフィールドで動けるようになるまでの時間。

 

『II』と『III』を比較すると、敵を倒してから経験値とゴールドが表示されるまでの時間は同じ。でも表示されて消えるまでは『III』のほうが早い。

動画で比較しました。「スライムたちを やっつけた」と表示される瞬間で揃えています。

膠着時間がかなり減っています。エンカウント率が高く、何度も何度も何度も戦闘するゲームですので、こういう差は大事。ただ、『I』『II』よりは良くなっていますが、これでもまだ現代的なスピーディーさとは言えないです。敵を倒してから経験値とゴールドが表示されるまでの時間が長く感じます。

気になる点として、『III』は戦闘後に暗転する仕様。『II』はウインドウが消えるだけなのに、なぜ『III』では暗転仕様になってしまったのか。

 

戦闘時のテキスト表示も『III』のほうが早いですが、これは『III』では表示速度を8にするとボタンを押せば次のテキストが表示されるため。『II』は表示速度8にしても遅いだけ。上記動画は『II』が表示速度1で『III』が8。

 

『III』は「さくせん」に対応しています。無駄な入力が減って雑魚戦がスピーディーになります。

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縮尺が変わった

縮尺が変わったのも良い変更点。『DQIII』はカメラが遠くなって広く見える。『III』の動画を撮った後に『II』を起動したのですが、窮屈に感じました。

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見やすさよりも絵が引き締まったのが良いです。『DQII』ではデカキャラのシャープさが見えすぎで、フィールドの粗さとの差が目立つ。『DQIII』でもキャラがシャープでフィールドが粗いのは同じなのですが、カメラが遠くなったことで、ごまかしが効いている。『II』ほどの違和感は覚えない。

 

素材自体は同じようなところも多々ありますが、カメラが遠くなるだけでもごまかしが効くなぁといった印象。『I』『II』をプレイせずに『III』をプレイすれば違和感を覚えそうですが、『I』『II』をプレイした後だと、良くなっていると感じられる。

モンスターがアニメーションしないイラストというのは同じ。

バランスの悪いテキストウインドウ

テキストウインドウのアンバランスさは気になるところでもあります。ウインドウの横幅は広いのに、テキストは左に寄っていることが目立つ。スマホならテキストの表示幅が狭いほうが良いのでしょうけど、それをそのまま家庭用据置ゲーム機に持ってきている感じ。

グラフィックのアンバランスさもそうですが、名作の『ドラゴンクエスト』シリーズが、やや雑な形でリリースされたのは残念なところ。

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オリジナル版との違い

PS4版はスマホ版がベースです。FC版・SFC版との主な違いは下記の通り。

項目 FC SFC スマホ
PS4
性格システム ×
職業:とうぞく ×
さくせん × ×
まんたん ×
ちゅうだんセーブ × ×
ラーミアのスピードアップ × ×
すごろく場 × ×
モンスターのアニメーション × ×
味方への攻撃 ×
ちいさなメダル ×
クリア後ダンジョン ×

レスポンスに関する問題で『II』は戦闘後の回復も面倒くささがありました。『III』はSFC版の時から「まんたん」に対応しているので、この問題も解消している。 

 

シリーズの中でも人気が高い『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。スマホ版がベースで作りの雑さを感じるところはあるものの、戦闘後のレスポンスが早くなっていたり、カメラが遠くなって絵が締まっていて『I』『II』よりは良くなって嬉しい。ゲームシステム、バランス、テキスト、音楽の魅力が大きいので1,620円は安い。