粗削りだがマンネリ打破で気に入った『真・三國無双8』

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オープンワールド化したという『真・三國無双8』。最初の感想。

勢力とキャラクター

魏/呉/蜀/晋/他の5勢力があるが、最初に選択できる章が第一章 黄巾平定のみであるため、晋と他は魏/呉/蜀でプレイして他の章をアンロック後に選択できるようになる。章は全13章。

勢力内で使用する武将も選択できる。これも最初は1人しかアンロックされておらず、例えば蜀なら第一章は劉備のみが選択可能。章をクリアするごとにアンロックされていく。

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1つのストーリーでキャラクターを使い分ける物ではない。ストーリーはキャラクター別に分かれています。劉備でスタートして、アンロックした関羽を使いたくなったら、「ストーリー選択」で関羽を選ぶ。レベルは個別ですが、所持金と所持品は共有する。マップ情報も共有。

 

1キャラでもクリアするとフリーモードがアンロックされる。チョウセンなど、すぐクリアできるキャラを使えばフリーモードのアンロックは早い。

操作方法

で攻撃、で無双、×でジャンプ、L1でガード、R3で武将ロックオン。基本操作は従来通りなので戸惑わない。R2で回避。

 

R1+//×でトリガー攻撃。浮かせたり、気絶させたりと、敵の状態を変化させる攻撃。長押しで溜めも可能。
もしかしたら武将によっても違うかもしれませんが、R1+で打上、R1+で気絶、R1+×で転倒。ボタン配置と効果がわかりやすかった。

R1+で特殊技。武将固有の強力な攻撃。無敵+属性あり。時間経過で再使用可能なアクティブスキルという感じ。

 

はフロー攻撃ともなっており、トリガー攻撃から繋げられる。R1+で打ち上げて、連打して空中で斬りまくるなど、『デビル メイ クライ』っぽいスタイリッシュな攻撃が可能となった。

 

はリアクト攻撃ともなっており、カウンターなどに使える。『アサシン クリード』『バットマン』ら洋ゲーではたまにあるシステムで、敵が攻撃モーションに入ったり隙を見せるとが表示されることがあるので、それに合わせてボタンを押す。

リアクト攻撃はトドメアクションにもなっていて、けっこう気持ち良い。

 

方向キー左右で道具を選択して上で使用。

方向キー下で弓を構えて、で射る。

 

L3で武器を構える/しまう。武器を構えていない状態でR1を押しながら左スティックで全力疾走。 

ゲームの進め方

任務と呼ばれる目的を達成していくことでストーリーが進行する。オープンワールド系のゲームとしては一般的で、いわゆるメインミッションですね。

 

導入部のシンプルな主要任務もありますが、各章にはクリア条件となる大きな主要任務があり、例えば1章では『黄巾党平定/張角を撃破』がクリア条件となる主要任務。それ以外にも各地に『〇〇の撃破』『〇〇の救出』といった小さな任務が散りばめられている。それらの任務を達成することで敵の戦力が削がれたり、自軍が強化されてクリア条件となる主要任務が達成しやすくなるシステム。任務には推奨レベルが設定されており、関連する別任務をクリアすると推奨レベルが下がっていく。1章では各地の任務を全てクリアすれば主要任務である『黄巾党平定/張角を撃破』が推奨Lv.1となり超簡単になる。

小さな任務をこなしてクリア条件となる任務の難易度を下げるか、いきなりクリア条件となる主要任務の達成を狙うかの自由度がある。

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中国全土を自由に旅するオープンワールドという感じではなく、全13章がそれぞれ従来型の個別ミッションであるが、それのスケールが大きくなったセミオープンワールドという印象。コーエーテクモは『討鬼伝2』でもそうでしたので、セミオープンワールドっぽいかもしれないというのは予想できました。

 

戦場のスケールの大きさや、自由な任務の選択は良くなったところ。「ああしろ」「こうしろ」とは言われないので、イベントに引っ張られず自由に動けるのが楽しい。反面、戦場の緊張感や戦略性は薄れたと思う。旧作はミッションの中で目まぐるしく戦況が変化したりイベントが発生し、どのルートで進軍するかなども重要でした。今作は任務が個別で、戦況は大きく動かないので、まったりしている印象もある。依頼や採取や釣りもする余裕がある作りですので。

広い分、移動時間が長くなるのも仕方ない。便利なファストトラベルがありますが、全ての場所に自由移動できるわけではないので、長い移動が必要な場面も出てくる。戦闘重視で楽しみたい人は、戦闘の密度が薄くなって物足りなさを覚えるでしょう。

早期に馬屋で馬を買ったほうが良いです。全力疾走をするなどの行動で成長します。初期の馬は成長しない。馬が成長するのを知ってから長距離移動も悪くないと思った。

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鉤縄が便利で、これも任務攻略の自由度を高める物になっている。門が閉じていても1人でなら塀を越えて中に入れる。今までのようにイベントを進行させて開門させる必要がない。

 

最初は、採取、釣り、狩猟、見張り台と道標、主要任務/任務/依頼などの新要素に戸惑いました。でも慣れると採取/釣り/狩猟はあまり必要性を感じず、依頼もスルーして問題ないくらい。となると結局は任務と称して周辺の要塞を制圧したり武将を倒し、最後に主要任務として大将を倒すという、従来のプレイ感覚のスケールが大きくなった版という感じになりました。

採取、釣り、狩猟が死に要素ではなく、武器や装飾品を充実したいならやったほうが良い。そういう楽しみ方もあるが、やらなきゃ困るほどではないです。

 

いろいろなオープンワールド系のゲームから影響を受けているとは感じますが、オープンワルド系のアクションRPGやアクションアドベンチャーにはなっていない。ゲームの軸は周辺拠点を押さえつつ、大将を倒すこと。『アサシン クリード』や洋ゲーの影響を受けているとはいえ、比較してどうこう言うものではないと思った。ゲームの軸が全然違う。

強敵との戦闘重視へ

戦闘は大幅に変わった。従来はチャージ攻撃メインでワラワラと出現する雑魚兵をバッサバッサと斬ることが多かったですが、今作は雑魚兵との戦闘にあまり意味を感じない。ほぼ全ての任務において、ターゲットとなる武将さえ倒せば雑魚兵は退散するし、雑魚兵を狩って味方の安全を確保する必要性も感じない。強敵だけを狙って動いています。

 

戦闘システムの変更を見ても、強敵との戦闘が重視されているのがわかる。トリガー攻撃で3タイプの状態変化を狙い、フロー攻撃やリアクト攻撃に繋がる。広範囲を狩るというより、1対1の戦いを重視したシステム。

 

雑魚兵をバッサバッサ斬るのと、1対1の戦闘を重視するのと、好みは分かれるところだと思います。個人的には、今作の戦闘がかなり気に入ってる。この戦闘システムで過去作をプレイしたいほど。

ドラマ的な演出は弱め

通常のイベントシーンは、ほぼ棒立ちのキャラが喋るというチープなもの。グラフィックも旧世代感があります。主要任務の終了後など、重要な場面ではムービーが再生される。

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キャラクターのビジュアルとかイベントシーンなどは過去作の方が良かったように思う。小分けにされたミッションごとに作れましたしね。今作は薄味。

強化システム

レベルが上がると強化ポイントが3得られる。それを体力/無双/気力/力/守備/移動速度/弓術のどれかに振る。レベルが上がると全体の能力が上昇しますので、強化ポイントはオマケ。

 

鍛冶屋では武器/宝玉/装飾品の売買と開発が可能。
宝玉は武器に装着でき、トリガー攻撃やリアクト攻撃に追加効果を付与できる。1つの武器にスロットは6。
竹簡と素材を持っていると、「開発」で武器を作ってもらうこともできる。竹簡は設計図ですね。

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フィールド

草や鉱石などの素材が採取可能。触れるだけで採取します。馬に乗ったままでもOK。

 

「見張り台」に登ると周囲の情報がわかる。『アサシン クリード』みたいです。「道標」も調べると周囲の情報がわかる。

 

狼や熊などの野生動物を狩猟できる。狩猟して好事家に報告すると狩猟ポイントを獲得。

 

たき火もあり、料理を作ったり時間の変更が可能。

 

山を登ったりすると、高レベルの強敵に遭遇することがある。

粗削りだがマンネリ打破で気に入った

今までと違いすぎて、最初は面白さよりもわからなさを感じましたし、戦闘密度の薄さやビジュアル面の弱さなど悪い部分が目立った。しかし、ゲームの構造が見えてきて面白くなり、旧作のスタイルよりも、今作のスタイルの方が好きになった。進化や退化ではなく変化なので、好みは分かれると思う。特にシリーズ物は、今までやってきた遊び方を求めている人もいるでしょう。今作は『8』となっていますが、『真・三國無双:ワールド』的な新路線となっている。プレイヤーも新規タイトルとして、なるべく0の状態から受け止めたほうが良さそう。

 

敵キャラが変なハマり方をしたり、不安定な動作もあり、オープンワールドになって安定性は落ちたと思う。

 

他のオープンワールド系ゲームから影響を受けたような要素は多く、入れられてはいるけど真・三國無双にフィットしているとまでは言い難い。今のところ、あくまでオマケみたいな存在に感じています。逆に言えば煩わしい存在でもない。もうちょっと意識していじってみないとわからないですが。

 

イベントの演出もそうですが、真・三國無双をオープンワールド化するという変化は簡単ではなく、まだまだ粗削りな印象。洗練されていないので、減点法のレビューなら減点する部分は多く見つかると思う。従来路線で洗練させればレビューは良くなると思うけど、粗削りでも新路線に挑戦したのは歓迎できるし、面白くて好きなのは今作という具合。粗削りな部分の指摘はたくさんできるけど、ゲームプレイの面白さでは勝る。こんな感じなので他人の感想からは魅力が伝わりにくいと思う。ゲーム的な制約が減って自由度と気楽さが増して遊びやすくなったし、よりアクションゲームらしくなった戦闘も良い。大きな問題でもあったマンネリも打破しており、新しい無双を楽しんでいます。

 

【PS4】シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition

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