美しい絵本世界のVRゲーム『Moss』をクリア

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2018年2月27日にリリースされたVRゲーム『Moss』をクリアしました。

基本操作

デュアルショック4でプレイするゲームです。

クイル(白ネズミ)と読む者(プレイヤー自身)の両方を操作します。

 

左スティックでクイルの移動。で剣攻撃、×でジャンプ、+×で回避。

 

読む者としては、L2/R2で物をつかむ。もしくはクイルの回復。カーソルの移動はデュアルショック4のライトバーで検知しています。

 

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シンプル操作ですが、小さな不満点は+×の回避。ボタンでも回避できればなと思いました。

ゲーム概要

自分の目の前に広がるジオラマのようなセット。そこにいるクイルを操作して進んで行くゲーム。ジオラマセットみたいなVRゲームは『Bloody Zombies (北米版)』が初体験でしたが、とても良い手法です。これなら既存のゲームも移植できそう。

絵本世界は美しく、クイルも生き生きとしていてかわいい。プレイ開始5分で「あぁ、これは良いゲームだな」と思える良さがありました。

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“読む者”としてのプレイヤーはクイルの手助けをします。例えば、埋まっているオブジェクトを引っ張って足場にしたり、襲ってくる敵をつかんで味方として利用したり。

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ジオラマセットは固定されているので、高い位置を見る時はプレイヤーが立つ必要があるし、入り組んだ場所は覗き込んで確認する必要がある。そうやって進行ルートを探したり、忘却のかけらという収集アイテムを見つける。VRゲームならではのプレイ感。

ジオラマセットは小分けになっており、出入口や画面端に到達すると暗転して切り替わる。

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剣と回避、そしてプレイヤーの手助けを絡めての戦闘。進行ルートを作るパズル。足場を飛んで進むプラットフォーム・ゲーム。この3つの要素が中心となる王道的なアクションアドベンチャーゲーム。

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パズル難易度は少し易しめ。詰まり過ぎず、自分で気付ける気持ち良さがある。

戦闘難易度は後半になると少し難しいところもある。HARDとは言わないですが、NORMALとHARDの中間くらい。数回リトライすれば突破できる程度だとは思います。

プラットフォーム・ゲームとしては普通。これも後半に死にポイントがありますが、詰まるほどではないです。

全体としては、けっこう死にポイントがある。リトライの暗転はPS4 Pro + SSDで5秒ほど。

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通常はプレイ中にナレーションでストーリーが語られますが、重要なところでは絵本でストーリーが語られる。L2/R2でページをつかんでめくります。

ジオラマセットも絵本も、このゲームのセンスの良さが光る。

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1周クリアに3時間かからないくらいでした。3,299円/$29.99という価格ですが、単純なボリュームとしては少なく感じるところかと思う。しかしこれは「最初の本」とのこと。次の本がどのような提供の仕方になるかによっても印象が変わる。VRゲームは「続く」のパターンがけっこうありますね。

ストーリーはシンプルなもので、読む者に選ばれたクイルが叔父さんを助けにいくというもの。一区切りはついていますが、まだ途中なのでクリア後の良い余韻はありません。

 

3時間の中で、戦闘、パズル、プラットフォーム・ゲームのまとまりが良く、難易度も各要素がNORMALの範囲から大きくは外れずバランスが良い。ボリューム面以外は減点要素の少ないゲームで、評価が高くなるのは予想できます。

素晴らしいのはVRで見る絵本世界です。本当に最初の5分で好きになるゲーム。絵作りのセンスの良さもあるし、PSVRにバッチリ最適化されている美しさ。良作アクションアドベンチャーを抜群のVR世界に落とし込んで、特別なゲームになっています。「SIEがこういうの作ろうよ」と思ってしまうほど、PSVRの中でも魅力あるゲーム。

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『Bloody Zombies (北米版)』の時も少し書きましたが、ジオラマセットのVRゲームは良いです。『Bloody Zombies (北米版)』よりも『Moss』の方が周囲を広く作っているので、その場所にいる雰囲気は感じられる。

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この手法、VR未体験なら「VRでやる必要ないじゃん」と思っていたかもしれないですが、圧倒的にVRでしか感じられない魅力がある。ゲームの世界が目の前に存在していて、ゲームのキャラクターが手の届く範囲にいるのは感動します。このやり方なら既存のゲームもVR化しやすそうですし、今後にも期待したいです。