『Vampyr (北米版)』最初の感想

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2018年6月5日に北米Storeでリリースされた 『Vampyr』最初の感想。『ライフ イズ ストレンジ』を開発したDONTNOD EntertainmentのアクションRPG。

 

開発元:DONTNOD Entertainment
販売元:Focus Home Interactive
エンジン:アンリアルエンジン
言語:日本語未対応
価格:$59.99

基本操作とシステム

  • - 利き手での攻撃
    方向キー左 - 利き手の武器変更
  • - 利き手と反対の手での攻撃
    方向キー右 - 利き手と反対の手の武器変更
  • - 回避。長押しでダッシュ
  • × - インタラクト。
  • 方向キー上・下 - アイテムの使用
  • L3 - ヴァンパイアの感覚
  • R3 - ターゲットロック
  • L1/L2/R1/R2 - ヴァンパイアスキル
  • L2+R2 - アルティメットパワー
  • タッチパッド - メニューを開く

アクティブスキルは8種あり、隠れ家のベッドでXPを消費してスキルを習得もしくは強化可能。うち4種をL1/L2/R1/R2に振り分け可能。

戦闘と強化

トレーラーを見た時は『ブラッドボーン』っぽいゲームかと思いました。たしかに「っぽさ」はあるけど、『ブラッドボーン』みたいなものを求めると肩透かしでもある。街の不気味な雰囲気や、敵のAIや攻撃モーション、主人公の軽快な動きや近接+銃でガード無しのスタイルは『ブラッドボーン』の影響を感じる。
しかし、まず死にゲーではないですし、今のところけっこう易しめの難易度。ゆえに戦闘の緊張感は薄いし、死と隣り合わせの恐怖はない。モーションにぎこちなさがあったり、敵AIも単調さが感じられるので、アクションゲームとして見てクオリティが高いわけではないです。アクションゲームに重要なカメラも、あまり上手いとは言えない。
ガードは無く、基本はシンプルな回避と反撃で、それなりの心地良さがあり、やや単調さもあるけどアドベンチャー要素が濃いアクションRPGにおける戦闘としては悪くない。『ブラッドボーン』みたいなものだと思うとアクションが微妙に思えるけど、RPGだと思ってプレイすると、意外にしっかりしたアクションだとも思えそう。そもそも『ブラッドボーン』のようなアクションがベースのゲームではなく、捜査と戦闘が半々くらい、もしくは捜査の方が多いくらいのRPG。

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序盤は戦闘がシンプル過ぎて微妙な出来に思いましたが、強い敵と戦えるようになって、武器も増えて、戦い方の幅や強化の面白さが見えてくるとグッと楽しくなる。
敵をスタンさせて吸血できるのが特徴。吸血するとブラッド(MPみたいなもの)が回復してアクティブスキルが使用可能になる。私はスタン効果が大きい両手武器で敵をスタン→血を吸う→スキル攻撃が上手く繋がるようになって印象が変わった。ちなみに両手武器の場合はがパリィになる。
それでも少し単調さを感じてしまうのは、死の緊張感がない事と、今のところ敵のバリエーションが少ないからだと思う。吸血が軸になると、何度も何度も吸血モーションがあって同じ事の繰り返し感も強くなる。

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能力強化は隠れ家のベッドでXPを消費し、ライフ、スタミナ消費量、ブラッド、回復量、攻撃力などのパッシブスキルを強化する。

武器は作業台で素材を消費して強化。自分の好きな武器を選んで強化するのは楽しい。

RPG的な強化の面白さは魅力。

アドベンチャーゲームっぽさ

『ライフ イズ ストレンジ』を開発したDONTNOD Entertainmentだけあり、アドベンチャーゲームっぽさは濃い。

 

会話は『マスエフェクト』や『ドラゴンエイジ』みたいな選択方式。重要な選択は黄色や青で表示されるし、選択済は色が薄くなってわかりやすい。でスキップできるし基本操作は快適です。
会話で新たな情報を引き出し、他のキャラクターに突きつける推理ゲームみたいなシステムもある。各NPCは3~5の情報を持っていますが、選択によっては情報の引き出しに失敗する。主人公は医者なので、体調が悪いNPCを助けることもできる。逆に殺す事もできるし、相手から引き出した情報が多いほど得られるXPが多くなるようです。
無駄なNPCがいないみたいで、情報を引き出して他のNPCへの選択肢が増えるという繋がり方も細かく作っているように感じる。英語なので、会話の絡み方の面白さはよくわかりません。ぜひとも日本版が出てほしいゲーム。

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L3でヴァンパイアの感覚。これを使って血の跡を確認し、標的を追ったりする。まんま『ウィッチャー3』におけるウィッチャーの感覚。血を感知する能力なので、敵やネズミの位置もわかる。
敵の背後から不意打ちのスタン→吸血を仕掛けることができますが、たいした効果はないのでステルスゲームの要素は薄い。

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魅力的な暗い雰囲気

グラフィックは平均的ですが、暗い街の雰囲気は魅力があります。

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悪くない

『ブラッドボーン』っぽい雰囲気があり、『ウィッチャー3』のような能力、『マスエフェクト』や『ドラゴンエイジ』みたいな会話、最近の大型ゲーム作りでは当たり前になってきている、他のゲームの良い要素の組み合わせが見られる。そこにDONTNOD Entertainmentらしいアドベンチャーゲームっぽさもあり、面白い個性で仕上がっている。

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まだAAA級のアクションRPGを開発できるほど洗練されてはいない印象もあり、『ウィッチャー3』『マスエフェクト』『ドラゴンエイジ』みたいな大作を意識すると二線級に見える部分もある。しかし、独自の味付けがあり、個人的には粗削りなゲームも好きなので、日本語版が出たら買いたいと思えている。

 

Vampyr (輸入版:北米) - PS4

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