「PlayStation E3 2018 Showcase」まとめと感想

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本日、2018年6月12日10時から開催された「PlayStation E3 2018 Showcase」のまとめと感想。

新発表タイトルリスト

  • CONTROL (PS4/XboxOne/PC)
    『Alan Wake』『Quantum Break』で知られるRemedyの新作。
  • バイオハザード RE:2 (PS4/XboxOne/PC)
    フルリメイクのバイオハザード2。
  • Trover Saves the Univers (PSVR)
  • 仁王2 (PS4)
  • Déraciné (PSVR)
    フロム・ソフトウェアのVRアドベンチャー。

発表内容

  • 教会風の会場で生演奏からThe Last of Us Part IIのトレーラー(11分53秒)。

    この後、会場移動のためスタジオトークで繋ぐ。スタジオトークでは日本語同時通訳の有難味がよくわかる。
  • スタジオトークの中でGOD OF WARにNEW GAME+が追加されると発表。
  • コール オブ デューティ ブラックオプス4のトレーラー。
  • コール オブ デューティ ブラックオプス3がPS Plusフリープレイになると発表(北米)。Z指定ですので日本では購入権を使って100円となる。でも100円は戻ってくるようなので実質0円。
  • カウントダウンで発表したゲームのトレーラー。
  • Destiny 2: Forsakenのトレーラー。

  • 2つめの会場から中継。ここも尺八の生演奏からGhost of Tsushimaのトレーラー(8分51秒)。

  • 新作CONTROL発表。開発元はRemedy、販売元は505 Games。

  • バイオハザード RE:2発表。2019年1月25日発売。

  • Trover Saves the Universのトレーラー。

  • キングダムハーツIIIのパイレーツ・オブ・カリビアンにスポットを当てたトレーラー。

  • デス・ストランディングのトレーラー(8分21秒)。

  • 仁王2発表。公式Twitterによると「制作決定!」とのことですので、リリースは遅くなりそうです。今のところPS4としか発表がないですが、前作同様に後からPC版がリリースされるかと思います。

  • スパイダーマンのトレーラー(7分6秒)。

  • 終了かと思いきやスタジオトークでフロム・ソフトウェアのVR作品、Déracinéが発表。

PSからSIEへ

当日6:27に日本語中継の発表

6/5時点では日本語中継がないことが発表されており、PS公式ブログのコメント欄でもガッカリされていました。それが一転して開始3時間30分前の6:27に「予定を変更し日本語同時通訳での放送を実施いたします」という対応になりました。

EA、ベセスダ、MS、UBIらが日本語同時通訳をやっている中、最王手ではSIEJAだけが日本向けにやらないのは残念なところでしたので、ギリギリでの嬉しい予定変更でした。今回はスタジオトークが長かったので、通訳がいないとつらかったと思う。

4タイトルの掘り下げ

ショーン・レイデン氏の冒頭の挨拶で、派手な新作発表ではなく発表済タイトルを掘り下げるという主旨のことを言っていたようですが、基本的にはその通りの発表で4本のタイトルが軸になっていました。

 

  • The Last of Us Part II 11分53秒
  • Ghost of Tsushima 8分51秒
  • デス・ストランディング 8分21秒
  • スパイダーマン 7分6秒

長時間のトレーラーでプレイアブルな部分も含めて、がっつり見せた。『ゴッド・オブ・ウォー』『Detroit: Become Human』らで感じた既存のAAAを超えるAAA+なクオリティで、SIEタイトルの強みを感じました。

 

オープニングの『The Last of Us Part II』は専用の会場が用意されていて、1本を深く掘り下げるというこだわりが伝わった。しかし、その後に会場移動があってスタジオトークになるのはプレゼンテーションとしてはテンポの悪さ、高揚感の途切れを感じた。そして既に発売日が決まっている『スパイダーマン』以外に発売時期の発表が無かったのも残念。

新発表タイトルは弱め

カンファレンスでの新発表タイトルは『CONTROL』『バイオハザード2』『Trover Saves the Univers』『仁王2』の4本。『Déraciné』はカンファレス外で発表。ビッグサプライズと言えるほどではありませんでしたし、上記したSIEの4本に並ぶような新たなSIEタイトルはなかった。『仁王』は北米だと販売元がSIEですけどね。

 

『CONTROL』は『Alan Wake』『Quantum Break』で知られるRemedyの新作。PlayStationと関わりが浅い開発会社だっただけに意外性がありました。

 

今回の中では『バイオハザード RE:2』が一番キャッチーかと思います。RE ENGINEでのフルリメイクで、肩越し視点のようなTPS。バイオハザードは1~3と4~6で大きく変化しましたので、4~6が好きな人でも遊べる2になっていそう。ストーリーも再考証されているという。新作のようなバイオ2。発売日が1月25日で『キングダム ハーツIII』とぶつかってしまったのが悩みどころ。

 

前作が大好きだったので『仁王2』は嬉しい。ほぼ不安もないですけど、ストーリーが興味深いものになってほしい。ただ「制作決定!」という状態のようですので、急ぎ目に発表した印象もあります。

状況が変わった

今回のSIEタイトルの掘り下げと、ややインパクトと弾数に欠ける新タイトル発表。これは当たり前だと思います。

 

  1. 5月下旬から各社がタイトル発表
  2. 各社が独自にカンファレンス開催して発表

まずE3に向けたカンファレンスの前に発表されたタイトルが多かった。そして、EA、ベセスダ、MS、スクウェア・エニックス、UBIらが独自にカンファレンスを行っている。サードがカンファレンスを行うというだけではなく、昔ならSIEかMSのカンファレンスで発表→独自カンファレンスで詳細というやり方だったのを初報から独自に発表している。今回はサードからゲストを招くことがなくなったのも大きな変化。
カプコン、バンダイナムコエンターテイメント、フロム・ソフトウェア、コーエーテクモゲームスら独自カンファレンスをやらないところのソフトをMSとSIEで分け合っている状態。

5月下旬からサードが発表したタイトルをSIEとMSだけで分け合って発表していれば、未だかつてないギュウギュウの発表ラッシュになっていたかと思う。昔よりも発表が分散された。

 

多くのタイトルがPS4/XboxOne/PCというマルチの中、サードがSIEやMSの発表会で発表するメリットも少ない。それぞれ発表時に他社ハードのロゴは入れないので対応ハードがわかりにくく、3つのプラットフォームにアピールしたくても伝わりにくい。

 

こういった変化の中、今までのようなPSの新作発表会の感覚で見ていると物足りなく感じるのではないかと思う。「PlayStation E3 2018 Showcase」ですが、「SIE E3 Showcase」に近くなっていて、サードのPlayStationタイトルは5月下旬から別で発表されている。

2019年もそうなると思います。SIE自体が何を用意するかを見るところになり、サードのカンファレンスのように自社タイトルの掘り下げに力を入れる。カプコンあたりは独自カンファレンスできそうですし、また分散化が進むかも。PSユーザーというかSIEファンのためのカンファレンスに近くなっていきそう。

発売時期は知りたかった

今回のSIEの発表ですが、タイトルは期待作が多くて、トレーラーもプレイアブル部分が長めで良かった。今後のPS4タイトルの楽しみが山積み。

 

しかし、メインの4タイトル中の3タイトルが発売日未定なのが残念。アンドリュー・ハウス氏は会長職に就いて第一線から退いていますが、アンドリュー・ハウス氏が言っていた「以前よりも顧客を即座に満足させるアプローチに重きが置かれている時代」「Appleの発表と同時に『今すぐ購入可』にするアプローチ」という趣旨のコメントとは違う展開。他社がしっかり発売日を見せたり、即Storeで予約可能にさせている中、いつ出るかわからないゲームに長時間使うのは感覚がズレているようにも思った。素晴らしいトレーラーで「うおおおっ!」となっても「いつ出るかはわからない」でオチるのは悲しい。『スパイダーマン』は、これがもう3ヶ月を切っているという嬉しさを持って見られた。

 

サードのタイトルが他で発表されている中、SIEタイトルで時間を埋めなきゃいけない事情もあったからなんだとは思います。

すでに2018年9月~2019年2月は大渋滞の気配があり、「すぐ出してっ」と言える状態でもないので、遅くなるタイトルも楽しみに待ちたい。発表済タイトルに余裕があるのは有難い状況。『ゴッド・オブ・ウォー』『Detroit: Become Human』らのクオリティを体験した後なので、時間をかかっても良い物を期待。

 

ゲームの凄さに満足度はありつつ、『スパイダーマン』と『バイオハザード2』以外は、いつプレイできるかわからないもどかしさもあり。取り巻く環境の変化も感じたカンファレンスでした。