ソウルライクになった『Darksiders III (北米版)』

f:id:Hamasukei:20181130135315j:plain

2018年11月27日に北米でリリースされた『Darksiders III』($59.99)をクリアしました。

ローカライズ

北米版ですが日本語テキストに対応しています。
言い回しが説明口調で硬かったり、男性語と女性語の使い分けが間違っていたり、同じキャラなのに言葉遣いが変わったりしますが、機械的ではなく意味もわかる翻訳。誤字はほんの少しあり、翻訳できていないところは1行だけありました。字幕は小さいので、大きめのテレビじゃないと見難いと思います。 
アイテムの説明は少しわかりにくいところもあった。

f:id:Hamasukei:20181130130852j:plain

 

表示は「決定/×キャンセル」になっていますが、実際は「×決定/キャンセル」です。PS4本体の機能であるアクセシビリティで×を入れ替えれば、ゲーム画面の表示通りになる。【追記】バージョン1.04で修正

ソウルシリーズっぽくなった

このゲームは『ゴッド・オブ・ウォー3』と『ダークソウル』の影響が感じられます。前作までと大きく違うのは『デモンズソウル』『ダークソウル』らソウルシリーズの影響を強く受けていて、ソウルライクなゲームと言って良いレベルになっています。

ソウルシステム

ソウルシステムも導入。敵を倒すとソウルが入手できる。死ぬとソウルをその場で落とし、リトライして回収する必要がある。

 

ソウルはキャラクターの強化に使います。ヴァルグリムにソウルを与えることで、替わりに特性ポイントを得られる。特性ポイントをライフ/強度/魔法のいずれかに使用してレベルアップ。

f:id:Hamasukei:20181130131139j:plain

死にやすいゲーム

ソウルシステムを取り入れているだけあって、死にゲーっぽくもあります。難易度ノーマル(バランス)でも油断してると死ねるし、初見殺し級の敵が突然出てきたりする。死の緊張感があってこそ、ソウルシステムが生きる。

 

敵が死角に潜んでいて、プレイヤーの隙を見て襲ってくるのもソウルシリーズでよくあること。

バトル

バトルはソウルシリーズというより『ゴッド・オブ・ウォー3』の系統で、シャリシャリシャリとムチ()を当てて、敵の攻撃はガードじゃなくて回避(R1)。ギリギリで回避するとスローになって反撃できるシステムもあります。
ムチの他に4種類の武器もあります。ムチだけはボタン固定でメインウェポン扱い。他の4種の武器はボタンで使用する。


雑魚敵の攻撃でも大きなダメージを受けるので、複数の敵を相手するのは難しいです。1体ずつ誘い出すなどの戦略も重要。


回復アイテムの使用(方向キー上)もソウルシリーズっぽいモーション。
ちなみに回復アイテムをチェックポイントで自動補給してくれない不満は海外レビューでも指摘されていました。死ぬと補給されるので、わざと死んで補給した方が良い場面もある。これくらいはアップデートで対応してくれそうな気もします。


カメラは不満があり、透過機能がないので狭い場所や障害物が多い場所でのバトルは見難さを感じる時もある。ロックオン(L2)も、もう少ししっかり敵を捉えてほしいと思う。

f:id:Hamasukei:20181130131407j:plain

 

『ゴッド・オブ・ウォー3』のような戦闘をベースにしたうえで死にゲーなのですが、ちょっと調整不足なところも感じる。特にガード頻度が高い敵を複数相手にする状況は難しいし、面白さより煩わしさを感じる場面も多い。難しいだけなら良いのですが、その難しさはカメラ&ロックオンの悪さに起因するのが問題。カメラがあまり良くないうえに敵がゴチャゴチャして見難いし、見難いままダメージを受ける状況はストレスが溜まる。中盤まではそこまでキツくないですが、終盤はやっかいな敵が複数同時に出るのでキツい。

 

カメラの問題を感じにくい1対1のバトルやボス戦は面白かった。敵の攻撃モーションを見極めて華麗に回避し、スローになって反撃。このシンプルなパターンは何度やっても心地良い。
敵の攻撃モーションがいやらしく、ちょっと溜めたりして回避のタイミングをズラされる。これも難易度が上がっている大きな要因。とはいえ、ボスも雑魚敵も攻撃パターンは少ないので、その少ないパターンを憶えちゃえば対応できる。

f:id:Hamasukei:20181130131656j:plain


緊張感があるし、その中で反撃がキレイに決まると気持ち良いですが、やや古さを感じるバトル。アクション自体は面白いけど、カメラ&ロックオンは調整してほしいとも思う。最近のアクションゲームでカメラが気になる事は減っていますので、相対的に古い仕様のように感じる。

強化要素

武器はストーリーの進行で入手するのみ。Steamの製品紹介で「ハクスラ系アクションアドベンチャー」と書いてあり誤解されやすくもあるパターンですが、hack(切り刻む) & slash(叩き斬る)の意味であり、トレジャーハント的な要素はないです。

 

武器の強化は可能。素材を入手して製造者のところで強化してもらうと基本攻撃力が上がる。
武器にはスロットが1枠あり、強化アイテムをセット可能。この強化アイテムも素材を入手すれば製造者が強化してくれる。

f:id:Hamasukei:20181130133418j:plain

探索が楽しい

マップは入り組んでいて探索が楽しいです。ボス2体を倒してからは、わりと自由に探索できる。ショートカットを繋げたり、探索もソウルシリーズっぽい作りになっています。探索すると強化アイテムがあったり救出対象の人間がいて、難易度が高めのゲームは強化アイテムが非常に有難いので、探索の意味はとても大きいと感じる。

 

パズル要素もあり、ちょっと頭を使って悩むけど、解けた時の気持ち良さもある。丁度良いバランスのパズルだと思いました。このあたりは『ゴッド・オブ・ウォー』の影響が濃いと感じます。戦闘とパズルのアクションアドベンチャー。

 

主人公のフューリーは、4種の特殊能力をストーリーの進行によって習得していく。それにより、今まで行けなかったエリアにも行けるようになるので、1度通過したエリアも再訪することになる。

 

ロケーションも豊富で、様々な景色が見られる。

f:id:Hamasukei:20181130133734j:plain

 

全体マップやミニマップがなくて、コンパスのみ。手探りの探索が楽しいのですが、迷う人は迷いまくると思う。
チェックポイントから他のチェックポイントへは制限なくワープ可能。1度行った場所に戻るのも簡単です。

グラフィックは好み

フォトリアルではないので、グラフィックの良い悪いは判断しにくいですが、アニメっぽさもリアルっぽさもあるバランスは好みでした。

f:id:Hamasukei:20181130130043j:plain

わかりやすいストーリー

四騎士の1人であるフューリーが、天界の牢獄から逃げた7体のシンを倒すというストーリー。7体のシンは7つの大罪の化身でもある。脳筋チックでもあり、わかりやすい。

f:id:Hamasukei:20181130132543j:plain


フューリーが任務をこなす中で、天界、地獄界、そして人間の事情も描かれる。

f:id:Hamasukei:20181130140201j:plain

クリアまで13時間

クリアまで13時間ほどでした。まだまだ探索の余地はあります。
しかし、ニューゲーム+がないのは残念。オフライン専用なのだから、周回プレイで底無しに強化できれば良かった。

良くも悪くもソウルライクになった

メタスコア64点(46件)、ユーザースコア7.3点(181件)ということで評価は高くない。
メディア評価は、不具合や技術的問題で大きく下げているようです。今はバージョン1.03ですが、メディアに提供されたバージョンは古かったのかもしれない。私はクリアまでにエラー落ちが2回、たまにカクつきがあり、敵をロックオンできなくなる不具合や、水中での攻撃方向が画面手前に固定されてしまう不具合もありました。
ユーザースコアはリアルな結果だと思いました。感覚的に75点前後というのは納得できる。前世代だったら80点級であるとも感じますが、他のゲームが進化していく中で、やっぱりちょっと古さを感じる。

 

探索して楽しいマップとパズルは優れているので、主軸のバトルさえ洗練されれば劇的に良くなりそうな気がします。アップデートで調整が入るのを期待。

 

『Darksiders』シリーズのファンからすると、ちょっと違うゲームになったので賛否が分かれるはず。良くも悪くもソウルライクなゲームになった。とはいえ本家ソウルシリーズから見ると粗削りです。

 

Darksiders III (輸入版:北米) - PS4

Darksiders III (輸入版:北米) - PS4