凝った作りだけどボリューム不足な『Wolfenstein: Cyberpilot (北米版)』クリア


2019年7月26日に北米Storeでリリースされた『Wolfenstein: Cyberpilot』($19.99/日本語非対応)をクリアしました。

基本操作

デュアルショック4かMoveモーションコントローラー2本に対応しています。私はMoveモーションコントローラー2本でプレイしました。

 

自由移動ができるゲームです。
旋回方式はスムーズとスナップ(30~90度)に対応。OPTIONで変更可能。

Tボタンは乗物によって違うアクション。基本的には攻撃ですけど、ドローンの左手Tはハッキングするためのアーム。

 

コックピットの左側に赤いボタンがあり、それを押すと各乗物の特殊能力が発動する。一定時間経過後にまた特殊能力が使えるようになる。

 

右手側には回復用の装置があります。右手の操作端末を近づけてTを長押しすると回復。回復は何度でも行える。

ゲームの進行

主人公は車椅子に乗っており、乗物をハッキングして遠隔操作で戦う。だから「サイバーパイロット」なのですね。

 

全4ミッションで3つの乗物を操作する。
ミッション1~3までは基本的な流れは同じ。

 

  1. 修理&ハッキング(非戦闘)
  2. チュートリアル
  3. ミッション

修理&ハッキングではVRゲームらしい操作で、右側にあるレバーを操作して乗物を回転させたり移動させる。バールのような物でパネルをこじ開け、メモリーを引き抜いてハッキングしてからメモリーを差し直すという具合。
VR世界の中で見るパンツァーハウンドやジタデルは迫力がありますし、それをいじくりまわしている感じも楽しい。

 

チュートリアルは基本操作を教えてくれる。
コックピットの左にモニターがあり、次にやるべきことが表示されます。

 

操作方法を覚えたらエレベーターで4階のコックピットに向かってミッションスタート。
ミッションはシンプルで、パンツァーハウンドとジタデルは敵を倒しながら1本道を進む。ドローンはステルス系のミッション。敵をステルスキルしながら進み、コンピューターをハッキングする。
ミッション4は少し凝った作りになっている。

凝っているけど短い

メタスコアは5件しかないので、59点(5件)という平均点はあまり気にするところではないですが、「いくつかの良いアイデアを持っている」「可能性はある」と褒められている反面、決定的に「短い」というのが大きな問題。実際、私も1時間30分ほどでクリアできました。キャンペーンモードしかないのでリプレイ性も低い。3つの難易度を順に攻略するくらいですかね。

 

3つの乗物に乗れるのは面白いですけど、操作を覚えたところで終わっちゃうような物足りなさがある。VR施設で1プレイ数百円の体験なら瞬間的な面白さに満足できますが、 家庭用ゲームとしてはボリューム不足が気になります。本当に「いくつかの良いアイデアを持っている」「可能性はある」なんですけど、「短い」と感じる。
$19.99だからボリュームは少なくて当たり前ではあるけど、3つの乗物を少しずつかじる程度なので短く感じるところもある。1つの乗物で1時間30分なら、単調さと飽きで、お腹いっぱいになったかもしれない。

 

アクションゲームの作りとしても『Wolfenstein』らしくない浅さを感じる。乗物の動きが鈍いこともあり、スピーディーに回避したり戦略的に動き回ったりはできない。敵もあまり動かず撃ってくるタイプが多く、効率良く撃ち勝つだけという感じにもなりがち。

 

修理&ハッキングは単純作業ながらもVRゲームらしい面白さがあり、グラフィックも良いです。近距離でのテクスチャの精細さは流石。このクオリティでガンダムとかエヴァンゲリオンを見れたら感動できると思う。目の前に本物がいる感覚は凄い。

 

ロボットを操縦しているような感覚は面白くて、今後もVRのロボット操縦ゲームが出てほしいと思った。旋回とか前後移動とかMove操作のぎこちなさもロボット操縦だとハマる。コントローラーのボタンだけではなくコックピット内のボタンを使えるのも面白い。VR酔いの問題もロボット酔いの問題となるとリアル。

 

低予算ゲームなのに、いろいろやろうとしてしまって中途半端に終わった感がある。そんな中で「いくつかの良いアイデアを持っている」「可能性はある」という部分を楽しめると良いでしょう。