DualSenseの感想

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 PlayStation5用のコントローラー“DualSense”が公開されました。

 

二色

PS3とPS4のメインカラーは黒でしたが、DualSenseは白がメインで黒を組み合わせた二色。本体も同じような色になるのかなと思います。
ワイヤレスですし本体の色と合わせる必要性も薄く、コントローラーのカラーバリエーションは今と同様に多くリリースされるでしょうから、好きな配色を選べそうです。個人的には今も白黒なのでPS5も白黒で問題なし。

 

大きな変化としてボタンに色がなくなったのは気になります。デュアルショック4では×の4色。QTE操作や操作説明で色での伝わりやすさもありましたので、単色すると不便になりそうな懸念がある。
単色だとシックでカッコ良く、カラフルだと子供のオモチャっぽくはあるんですが、ゲームにとって重要な機能性を考えた場合、色分けのほうがわかりやすいと思う。

 

コントローラーのボタンの色は感覚で残っていますし、いちいち手元は見ないので単色で問題ないですが、コントローラーに合わせてゲーム側の表示も全部同じ色になると不便かなと思う。最近のゲームは文字の小ささが問題になる事も多く、同じ色の小さい文字で〇△□の表示は見にくそうです。おそらくゲーム側は色をつけてくれると思いますが、そうなると噛み合わないDualSenseに「デザインの敗北」的なものを感じそう。発売後、ボタンの凹に上手に色をつけるやり方が注目されたりするかも。
ボタンがクリアっぽいので、もしかしたら光って色がつく可能性もあるけど、そこまでする必要性は感じにくい。

マイクを内蔵

DualSenseではマイクを内蔵し、ヘッドセットがなくても気軽にフレンドとチャットできるようになっているとのこと。

 

個人的にはボイスチャットをほとんど使っていないので、あまり興味がない機能ではあるのですが、気になるのは「Hey Siri」「OK Google」みたいな音声アシスタントの呼び出し。SIEがAIを活用した音声アシスタントの特許を申請していましたので、それが標準機能として搭載される可能性がある。だからコントローラーにマイクが必要となるのではという予想。
SHAREは時代にフィットして上手くいきました。次は音声アシスタントが注目されますし、それに対応したマイクなら面白い狙いだと思う。定着&普及させるなら後付けじゃダメなんですよね。PS4も付属のイヤホンにマイクがついていて標準搭載とも言えるんですけど、あれでは使わない人も多いので、本気ならコントローラーにつけるのが正解だと思います。

 

考えてみると、マイク内蔵ってファミリーコンピューターからなんですよね。用途は全然違いますが。

“SHARE”が“Create”に

「DUALSHOCK4で搭載している"SHARE"ボタンが見あたらないことに気づかれることと思います。」と書いてあって「あるやん」と思ってしまいましたが、"SHARE"ボタンではなく"Create"ボタンという名称になったようです。

 

大成功して定着した"SHARE"ボタンの名称を変える事には現時点では懐疑的です。"SHARE"ボタンはデュアルショック4の革命的アイデアで、Switchはキャプチャーボタン、Xbox Series Xはシェアボタンとして後追いし、家庭用ゲーム機全体に定着。

 

「"Create"では、ユーザーの皆さまがご自身のゲームプレイを元にコンテンツを作成し、全世界に向けて共有したり、あるいは仲間内でお楽しみいただくための新しい手段を再び開拓しています。この機能のさらなる詳細については、後日お知らせいたします。」と書いているので、SHARE(共有)よりもCreate(創作)の印象が強くなる機能があるのかと思います。
ただやっぱり現時点では懐疑的。スクリーンショットや動画をシンプルにSHAREする人は多くても、コンテンツの作成は一部の人しか使わないんじゃないかなと思う。となるとなおさら名称は定着しているSHAREが良いんじゃないかと。これを覆してくれたら面白いので期待。

CreateとOPTIONSは押しやすくなったか

デュアルショック4ではSHAREとOPTIONSが押しにくいボタンですが、DualSenseでは少し斜めになっているので、親指を伸ばした時に多少は押しやすい気がします。親指で押しやすい位置と角度に微調整されている印象。

大きなタッチパッドは押しやすい

デュアルショック4の目立つ特徴である大きなタッチパッド。半分失敗、半分成功という感じです。
失敗はほとんど利用されていないスライド操作。『ウィッチャー3』や『Days Gone』など、一部のゲームではメニューのショートカットができたりして非常に便利なのですが、そういうタイトルは全体の3%未満という印象です。大半のゲームでは使われていない操作。
成功は右手でも左手でも押しやすい大きなボタン。マップやメニューを開くボタンに設定されている事が多く、押しやすいので便利です。デュアルショック3を振り返ってみれば、左手でしか押せない小さなボタンだったんですよね。
左スティックから指を離さずにマップを開けるようになったのは地味に便利ですし、マップorメニューボタンがどちらの手でも押しやすいというのは利便性を高める大きな変化でした。

 

DualSenseでも同じかと思います。スライド機能はPS5でもほとんど使われないでしょうし、押しやすさやはほぼ全ゲームで感じると。
PS4の後方互換もありますし、これなら問題なくプレイできそうです。

 

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見やすくなったライトバー

ライトバーがタッチパッドの左右に移動しています。「見やすさを考慮し、配置を変更しました。」との事ですが、そもそもあまり見る必要がないですけどね。
体力の状態を色で見せるパターンはそこそこ便利で、先日リリースされた『バイオハザード RE:3』でもフィットし、バイオハザードの昔からの特徴である体力の色表示がライトバーに反映。//が見やすかったです。
ゲームの画作りとしても、最近のゲームはリアルさを意識してゲームっぽい表示は避ける事も多い。コントローラーで瀕死状態がわかりやすくなれば、瀕死になった時の赤いエフェクトも不要になりますね。体力バーの表示もいらず、色の変化でわかる。
ライトバーが見やすくなった事で、ゲームで活用されるケースも多少は増えるのかな?

 

カメラでのライトバー認識はどうなるのか気になるところではあります。そこまで重要じゃないですけどね。

 

不評が多かった印象で、なくても良い機能ですけど、これも後方互換がありますので、削除されなくて良かったと思います。

PSボタンと?

よくわからなかったのがPSボタンの周り。

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PSのロゴがある部分がPSボタンだと思いますが、その下のバーもボタンっぽく見える。ライトバーがあるから電源ランプはいらないですし。AIアシスタントがあるなら、アシスタントボタンとかだったりするのかな。マイクのアイコンがあるから単なるマイクのスイッチか。

触覚

既に発表済だったコントローラーのハプティック(触覚)技術。

  • ハプティックフィードバック
    レース中に車が壁にぶつかる感覚と、フットボールで相手にタックルする時の感覚では全く異なったものになるでしょう。草原を駆け抜け、泥の中を這う感覚さえも味わうことができるのです。
  • L2ボタンとR2ボタンはアダプティブトリガー
    弓をキリキリと引き絞る感覚や、ゴツゴツとした岩場の地形でオフロードの車を一気に加速させる時の感覚が、より鮮明に再現できるようになります。

過去記事で「そんなに期待もしていないのが正直なところ。Switchの時に最初はやたらとHD振動が注目されていましたし、Steamではそれ以上前からHDハプティクスに対応していましたが、実際のところ定着していると言えるほど使われていないんじゃないでしょうか。VITAの背面タッチなんかもそうですが、ローンチでは注目されて一発ネタとしての効果はあるけど、そこまで定着しないというか。こういうのは記事のネタとしていじりやすかったり、SNSでネタになりやすいけど、そこまで重要じゃない気もします。」と書いていましたが、今も同じです。

 

最初に触る時は驚けると思いますし、とても楽しみで触るのが待ち遠しいですが、ローンチではそこそこ注目されて、しばらくすると廃れる可能性も高いと思っています。定着するかどうかが最大の注目ポイント。もしXbox Series Xにも同等の機能があれば、マルチタイトルで対応して定着する可能性はあると思う。デュアルショック4のスライド機能にしてもそうですが、マルチタイトルが主流になっているので、コントローラーの独自機能には対応されにくい印象です。
定着しなかった場合、単なる重りになり、コスト的な無駄も大きいと思います。定着してほしいけど、2年ぐらい様子を見るまでわからない。とりあえずは、初めて触った時の感動に期待。

 

もう1つ書いていた「この技術はVRゲームでめちゃくちゃ期待するし超重要だと思う。VRゲームをプレイ中に手が物体に触れるとビックリしますし、VR世界の中では触覚の感度が数倍に増す印象。触覚で脳を騙しやすい状態ですから『本物に触れたような感覚』を出せそう。」も変わらず、こちらは期待度MAX。VR用の新コントローラーでこそ期待する機能。

微調整

全体の形状が少し変わり、人間工学に基づいたあらゆる手の大きさにフィットする快適性の実現にたどり着きましたとのこと。
付属のコントローラーのベストサイズを追求するのは素晴らしいです。でもコントローラーに関しては、別売りでSサイズとかLサイズがあっても良いと思うんですよね。子供の手は小さいし、力士やNBA選手らの手は超大きいですから、世界中で愛されるゲームのコントローラーのサイズが1サイズなのは疑問でもあります。自分自身は何の不満もないので良いんですけど。

 

トリガーの角度も変えたようです。

 

「OPTIONS」「SHARE」という文字表記はなくなり、アイコンになっています。

 

「DualSenseの稼働時間を長くし、新機能を加えた分、できる限り重量減も実現するためのさまざまな工夫を凝らしています。」とも書いており、バッテリーの持ち時間や軽量化も頑張っているという姿勢は見せていますが、デュアルショック4より良いとは書いていないですし、重量の表記もないので、悪くなっている可能性はある。

背面は不明

最大の注目点であった背面ボタンの存在は記載されていないし、画像も背面は映っていない。まだ隠しているのか、存在しないのか。

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SIEが1月16日に数量限定で『デュアルショック4背面ボタンアタッチメント』を販売しました。これが非常に便利で、私は左背面L3、右背面×でTPS/FPSをプレイしています。L3がダッシュで×がジャンプですね。特に背面ボタンでのジャンプが便利すぎる。これがDualSenseで出来なくなると残念ですし、もしデュアルショック4が使えるならPS5もデュアルショック4+背面ボタンアタッチメントでプレイしたい。マイクや触覚よりも背面ボタンに魅力を感じます。

無難で良い

コントローラーに独自機能を入れても使われにくいですし、後になって互換で苦労しますから「現行のコントローラーを基本としつつ、同時に追加機能も考慮に入れながら、新しいコントローラーを設計」というやり方は良かったと思います。追加機能が使われなくなっても、デュアルショック4と同等の基本機能があれば良いです。

 

互換を考えると一世代で機能を切り捨てるのは悪手だと思いますので、スライド操作やライトバーは使われなかったり不評でしたが、DualSenseでも必要。PS4の後方互換には問題がなさそうなコントローラーで一安心です。
逆に考えると、デュアルショック4がPS5でも使えそうかなと思う。デュアルショック4以外のPS4用コントローラーの互換も気になるところ。

 

今のところ機能的な驚きはないですが、それで良いです。奇を衒わない事が一番。通常のコントローラーに革命は求めておらず、極端な追加や変更がないのが良いと思います。背面ボタンの有無だけは、まだ気になっているし、最大の注目ポイントのまま。「詳細については、後日お知らせいたします。」という部分もあるし、まだまだ秘密がありそうです。

 

DUALSHOCK4 背面ボタンアタッチメント

DUALSHOCK4 背面ボタンアタッチメント

  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: Video Game