無人島サバイバル『Stranded Deep (北米版)』クリア

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北米Storeで2020年4月21日にリリースされた『Stranded Deep』($19.99)をクリアしました。

Stranded Deepとは

飛行機が墜落して無人島でのサバイバル生活をしながら脱出を目指すゲームです。
映画『キャスト・アウェイ』(2000)の影響を強く受けており、『Stranded Deep』をプレイした後にAmazon Prime Videoで『キャスト・アウェイ』を視聴したら、まるで『Stranded Deep』の映画版のような感覚でした。墜落直後の見せ方とかまったく同じというレベルですし、ココナッツジュースを飲んだり、木の槍で魚を獲ったり、イカダを作ったり、ゲームで出来る事を主演のトム・ハンクスがやっています。ゲームをやった後だと、思わずニヤリとしちゃうほど。
Find Wollieというトロフィーがあり、これは『キャスト・アウェイ』のWilsonのオマージュ。影響を受けている事を隠していません。私はまだWollie(Wilson)を見つけられていませんが、イカダの上に物を乗せる事ができますので、Wollie(Wilson)を乗せて出航し、荒波でWollie(Wilson)を落として「ウィルソン、ごめんよー!」のシーンを再現したい。

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ゲーム開始直後は、落ちている石や棒を拾い、草を繊維にして紐を作り、石のナイフや斧を作成。それで木を切ったり、ココナッツを叩いてジュースを飲む。キャンプファイヤーや蒸留器を作って肉を焼いたり水分の補給をする。ヤシの葉でシェルターを作ると睡眠とセーブが可能になる。これで、とりあえず生き延びられる。

 

島は小さく、数日で資源が枯渇します。救命ボートで別の島に行く必要があるのですが、海の恐怖が素晴らしい。サメに襲われて救命ボートが転覆し、底の見えない暗い海にドボン。サメに怯えながらパニックになりつつ救命ボードを立て直す。
特に夜の後悔は怖い。サメに襲われないことを願いながら、遠くに見える島を目指して救命ボートを漕ぎ続ける。転覆したら方角がわからなくなるので、コンパスで確認するか、月の位置を見る。

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サメの魚影を見る恐怖が良いです。

 

クラフトレベルを上げていき、様々な設備や家のクラフトが可能になる。魚や鳥を自動で捕獲する罠、革や壺や布を作る設備、作物を育てる畑、少しずつ生活が便利になっていくのを楽しめる。
沈没船を探索するとクラフトでは作れない物が入手でき、イカダ→モーターボート→ジャイロコプターを作り、最終的には海のモンスター3体を倒して貴重なパーツを入手して脱出。

 

中でもイカダの拡張が面白くて、大きくして荷物箱を置けるようにすると貨物船みたいになり、資材の管理が楽になります。とは言っても嵐でイカダが揺れると荷物箱が落ちる可能性があるんですけどね。そういう事故も含めて面白い体験。
港っぽいものを作ったり、こだわろうと思えばこだわれる。

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戦闘

島での戦闘はほとんどありません。逃げるだけの無抵抗なイノシシを狩るか、毒蛇を弓矢か槍で倒すのみ。

 

海ではサメと戦う。イカダを作って拡張すると、イカダの上からサメの魚影を狙って槍を投げて倒せる。5~10本くらいの槍を使い、刺さった槍はサメの体に残ったまま。
嵐の中、サメを倒し、海に飛び込んでサメを引っ張り、初めてイカダに乗せて持ち帰った時は興奮しました。ちなみにサメからは皮が3枚と大きな肉が3個とれます。

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海中でもサメと戦えますけど、めっちゃ怖いです。サメのいる海には潜りたくない。

 

海にはボスモンスターが3種おり、脱出のためには倒す必要がある。ボスモンスターの得体の知れない恐怖と迫力は良いですけど、戦闘自体はワンパターンでイマイチでもある。
大きな不満はボスモンスターの死骸は回収できないこと。死骸を回収できないから刺さった槍や矢を全て失う。3種のボスモンスターを倒すのに50~100本くらいの槍と矢が必要になり、素材収集とクラフトが面倒な作業になってしまった。この水増しで薄くなった終盤のゲームプレイ。サメみたいに死骸を回収できるだけで劇的に良くなったのに、もったいないポイントだと感じる。

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サメの存在とイカダに乗っての狩りは非常に楽しかったけど、ボスモンスター3種は少し微妙な戦闘要素だったという印象。硬いし槍と矢が回収できないのが大きな問題。

粗さもある$19.99の良作

基本的には淡々と素材を集めてクラフトする作業が多いのですが、その作業にどっぷりハマれる魅力がありました。
$19.99という低価格ゲームですが、2015年1月にSteamで早期アクセスを開始、それから5年経過しているので、価格以上のボリュームを感じます。それでも低価格ゲームの域を超えてはいませんが、満足度は高い。

 

日本語には未対応で、最初は何をどうやったらいいかもわからず、とっつきは悪いです。序盤から理不尽に感じる毒の状態異常もあり、不親切で難易度は高め。甘くないサバイバルというリアルさは良いけど、ゲームとしては人を選ぶ設計。失敗を繰り返して慣れてから楽しくなってくる。

 

ゲームバランスは調整してほしいところもある。一番は石が少なくて枯渇しやすいところ。そこらの岩を砕けばいいじゃんと思えるほど岩があるし、海に囲まれた島で石が不足するのは不自然だし不便でした。
資源の枯渇に関しては裏技的な解決方法があります。このゲームは簡易的な島エディット機能があり、ゲームを開始してからでも島の置き換えが可能。島の資源が枯渇しても資源が豊富な島を作って置き換える事ができます。ゆえに資源がなくなって詰む事はありません。


バグは少し気になった。特に痛いのが、島にまとめて置いてあった素材の位置がズレて海に放り出される現象。エラーで落ちる回数も多めで、ゲームクリアまでに5回は落ちた。

孤独な無人島サバイバルというメインテーマはちゃんと描けていると思います。
テクスチャ自体は粗いですが、画作りの上手さはあり、夕方や夜、そして雨と嵐の雰囲気が良いです。孤独と恐怖を演出してくれる。

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一番印象的だったのは海の怖さですね。底が見えない海に落ちるのが怖かったし、サメや嵐も効果的に機能していた。その海を手作りイカダで航海するのは冒険らしい冒険でした。

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ゲームクリアまでどっぷりハマれた。こういうゲームはハマると止まらないですね。ローカライズされてほしいゲームです。

 

序盤ガイドの動画を作成しました。