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4K/HDRテレビなのにPCモニターと遜色ない低遅延だった『REGZA 43G20X』

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明日、11/10(木)のPS4 Proで家庭用ゲーム機が4K時代に突入。買うなら今でしょということで、4K/HDR対応テレビ『REGZA 43G20X』を購入しました。低遅延を期待して購入し、大成功でした。

決め手は低遅延

4Kテレビの入力遅延データを公開しているサイト、Rtings.comを見ると4Kテレビの入力遅延は思ったより大きかったです。4K/HDRになると最速のSony X750Dですら30.5ms。2フレーム近い入力遅延がありますが、これでも測定されている機種の中では最速という状態。

 

TV

4k

60Hz

4:4:4

4k

60Hz

4:4:4

HDR

Sony X750D(2016) 32.5ms 30.5ms
Sony X700D(2016) 32.4ms 32.4ms
Sony X800D(2016) 35.3ms 33.2ms
Sony X850D(2016) 57.4ms 93.0ms
Sony X850C(2015) 58.2ms 94.0ms
Sony X900C(2015) 65.2ms 100.6ms
Sony X930D(2016) 74.7ms 110.2ms

Input Lag of TVs

 

PCモニターが9ms~11msで頭打ち、2KテレビのSONY BRAVIA 42W650A(2013)が12.7ms、東芝 REGZA 42J8(2013)が13.6msということを考えると、4Kテレビは大きく遅れています。

 

2015年に映像事業を見直し、国内に注力している東芝のテレビは上記サイトで測定されていません。ゲームにおける低遅延にこだわっている東芝なので、実測値はわからないものの低遅延に期待が持てたので購入しました。とはいえ、実測でガッカリする可能性もありました。そこは賭けで、購入したらすぐ測定しようと思っていました。

 

TV4Kゲーム・ターボ or ターボプラス
Z20X

10ms(約0.6フレーム)

※1080p/1440p/4K(60Hz)入力時

Z700X

10ms(約0.6フレーム)

※1080p(60Hz)、1440p(60Hz)、4K60p入力時

M500X

5.8ms(約0.35フレーム)

※1080p(60Hz)、1440p(60Hz)、4K60p入力時

G20X

0.83ms(約0.05フレーム)

※1080p(60Hz)入力で、画面サイズ「ネイティブ」または「フル(ジャスト)」選択時

※4K60p入力で、画面サイズ「4Kフル」選択時

※ 映像処理による信号遅延時です(パネルによる遅延を除く)

REGZA 43G20Xの遅延を実測

『Video Signal Input Lag Tester (1080p)』を使ってREGZA 43G20Xの遅延を測定しました。自動ゲームモードにしてHDMI4に接続。それら以外の設定は、まだよくわからないのでデフォルトのまま。とにかく早く確認したかった。遅ければいろんな機能をオフにしてみようかという気持ちで。

 

結果は11.3msec

 

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いやビックリしました。PCモニターと遜色ない速さ。せめて20msecは切ってほしいという思いでしたが、ここまで速いとは驚きました。

 

ちなみにカタログのスペックの差を見てREGZAの他機種も計算すると、

 

M500X - 16.27msec

Z700X - 20.47msec

Z20X - 20.47msec

 

とはいえ映像処理による信号遅延以外が同じとは限りませんので、実測すればもう少し遅いかもしれません。もし、実測がこの数字に近いなら十分な速さかと思う。

 

4K/HDRテレビで11.3msecという数字を見た時は興奮しました。さすが低遅延にこだわっているREGZA。

 

Input Lag of TVsのデータとは測定環境の違いもあるでしょうし、まったく同じ環境で測定してどうなるかとまではわかりません。しかし、もはやその比較も必要なく、REGZA 43G20XはVideo Signal Input Lag Testerで測定してPCモニターと遜色ない結果だったので、大満足です。

Video Signal Input Lag Testerは1080pですが、G20Xの映像処理による信号遅延は1080p(60Hz)でも4K60pの画面サイズ「4Kフル」でも同じ0.83ms(約0.05フレーム)とのこと。

画質は4Kテレビの中で最下位クラスかと思う

G20X、遅延の少なさは4K/HDRテレビの中で世界トップクラスなんじゃないかと思います。反面、画質は最下位クラスかと思います。上記の入力遅延データを見ても高価な高画質テレビほど遅延が増し、低価格テレビほど低遅延というわかりやすい結果になっています。

 

ただ、私には何の問題もなかった。今までPCモニターや低遅延2Kテレビを使っていたので、43G20Xは次元が違うほどキレイ。比較対象が高画質4K/HDRテレビだったら差が見えるでしょうけど、それを知らないので気にしようがない。低遅延、画質ともに大満足でしかない。4K/HDRテレビを見る目が肥えていないことで得られた満足感ではあるかと思いますが、今回は上手い具合に4K/HDRテレビ入門機から入れました。

 

気にしようもないと言えば遅延も同じで、1つのテレビでしかプレイしていなかったら遅延はわからないと思います。ゲームによっても入力から反映までの時間に差がありますので、比較する基準がないとわかりにくい。ですので他人の情報を参考にする場合は、テレビとPCモニターでプレイするなどの比較対象がある人か、機械測定であるかの情報を重視した方が良いと思います。1つのテレビだと「遅延は感じない」というのが普通かと思います。比較対象なしに感じるのは難しい。

入力遅延はプレイして気づこうと気づくまいとゲームに反映されていますので、その影響は受けています。遅延がわかる人が低遅延にこだわるものというより、むしろゲームが苦手ならより良い環境にしてカバーした方が良いんじゃないかと思う。

残像を低減する4Kダイレクトモーション120

低遅延に注力したテレビ・モニターは残像が問題となるケースが多く、私が使っているPCモニターであるFORIS FS2333も残像はどうしようもない。

 

43G20Xは残像を低減するために4Kダイレクトモーション120を搭載しており、「直下型かつ高輝度のLEDバックライトを高速で明滅させることで、映像のボケ感を効果的に低減し、優れた動画応答性を実現。残像の少ないクッキリとした映像を再現します」とのこと。遅延を発生させないレベルでの残像低減機能なので、大きな効果は期待できないですが、ある程度は残像を低減してくれるようなので有難い。

 

43G20Xには倍速機能がないですが、倍速機能は遅延が大幅に増すのでゲームには使いにくいし、倍速で見たいコンテンツもないので問題ないです。

ゲームモードでもHDR可能でした

ゲームモードにするとHDRが自動オフになるのではないかという不安も少しありましたが、ゲームモード中でもHDRの設定は個別にできました。

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テレビはめったに買い替えないので、期待していた入力遅延が期待以上の結果で良かったです。あとはPS4 Proの到着を待つだけ。

追記

43G20Xの「HDMIモード」は初期設定ですと「通常モード」になっています。この状態ですと、解像度が「2016p - RGB(非対応)」、テレビのHDRが「2Kのみ対応」となります。設定を変更するには、リモコンの「設定」ボタンから「機能設定」→「外部入力設定」→「HDMIモード」→「高速信号モード」にすると、それぞれ「2016p - RGB」「2K/4K対応」になります。